トイレ普及急ぐインド 「辱め」を受ける外で排泄する人たち

トイレ普及急ぐインド 「辱め」を受ける外で排泄する人たち

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匿名さん

大阪かよw
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匿名さん

雲黒斎(ウンコクサイ)w
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匿名さん

インド人もビックリ!
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匿名さん

まあ…この時代だからね………
最低限トイレは家というか、囲いの中でお願いしたいよね……

ギリシャ神殿建てられた時代ですら人類初?の水洗トイレあったし、、
日本でも汲み取りのカワヤだったよね…囲いの無いところでするってのが謎
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匿名さん

53%ということは、二人に一人は野糞というのが驚き。
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匿名さん



トイレ普及急ぐインド 「辱め」を受ける外で排泄する人たち(ニューズウィーク日本版) - Yahoo!ニュース

インドではナレンドラ・モディ首相が推し進める一般家庭のトイレ設置計画「スワッチ・ - Yahoo!ニュース(ニューズウィーク日本版)
インドではナレンドラ・モディ首相が推し進める一般家庭のトイレ設置計画「スワッチ・バーラト(クリーン・インディア)」が、2019年の節目を見据え加速している。


外でして水で洗う、が当たり前だった

インド国勢調査によると、一般家庭で専用のトイレを設置しているのは2011年にはわずか53%の世帯。2014年に誕生したモディ政権は精力的にトイレ問題の改善に取り組んでいるが、力の入れ方が少々荒っぽいのか反発する声が上がっている。

インドを訪れた経験のある人はわかるだろうが、インドでは大都市でも少し離れた川辺やスラムなどで毎朝、後始末用の水を入れた容器片手に用を足す光景に遭遇する。老若男女は問わない。

これはもちろん衛生的に良くない。香港英字紙サウスチャイナ・モーニングポストは、人間の排泄物が放置され衛生環境が悪くなり、毎年何十万人もの死者を出していると指摘する。

このような状況を改善しようとモディ政権は国を挙げてトイレ普及に臨んでいるが、草の根の現場では軋轢が生じている。

パトロール隊の「辱め作戦」

インド政府はトイレ設置と併せて、屋外で用を足す人を取り締まるパトロール活動もしている。公務員と地域のボランティアで結成された「モチベーター」と呼ばれる監視チームが早朝の村を巡回し、用を足している人を見つけたら写真を撮ってその行為を晒すという。「これは嫌がらせだ」と声を上げる村人もいる。

Santram Gonjare(55)はある朝、用を足そうと家を出て道路沿いを歩いていたところをパトロール隊に見つかってしまった。排泄後に手を洗うために水を張った桶は取り上げられ、目の前で地面に叩きつけ壊された。

家に帰ったGonjareは恥ずかしさと悔しさでうなだれた。実は彼は家にトイレを設置しており、この日外に出たのは9人家族でトイレが混み過ぎて順番が回ってこないという理由からだった。

「どうしてこんなことが許されるんだ」とGonjareは嘆く。

市民に羞恥心を与えるだけでなく、厳しい罰則を設ける地域もある。マハーラーシュトラ州ビード県ではパトロール隊に見つかった場合、国の給付金を受けられない上に公職に就くことができなくなる可能性がある。

他の地域はもっと悪い。最近あったケースでは、屋外で用を足している最中の女性をパトロール隊が発見、それを写真に収めようとしたのを止めに入った男性が連行された。あるニュース番組は視聴者に向け、外で用を足す人の恥ずかしい姿を捉えた写真と名前の提供を呼び掛けている。この写真を全国放送で流し、「恥知らず」として知らしめるために使うのだ。

一方でパトロール隊は使命感に燃えている。ビード県でパトロールに定期的に参加するDhanraj Nilagは、人々の羞恥心を煽ることがトイレを使うことの動機付けになると考えている。ビード県のトイレ環境が他の地域に遅れを取っていることもNilagの懸念事項だ。「この任務は完遂しなければならない」と語った。

政府が「スワッチ・バーラト」に力を入れるのには経済的理由もある。生理中の女性にとってトイレの存在は特に大切だが、女子学生はトイレ不足のせいで学校を休んでしまうという。ある報告では、インドの衛生問題に起因する経済的損失は2015年に1065億ドル規模と推測された。これはインドのGDP(国内総生産)の5.2%に匹敵する額だ。

モディ政権が発足して以来、5200万以上のトイレが設置されており、「スワッチ・バーラト」は国際社会からも支持を得た。世界銀行はこの取り組みを加速させるために15億ドルの融資を行っている。

それでも、弱い立場にある人の「人間の尊厳」を攻めるようなやり方には疑問が残る。ワシントン・ポスト紙の報道によると、ユニセフ(国連児童基金)はインド政府の「辱め作戦」から距離を置く方針を示している。

近代化を急ぐモディ政権と市民の気持ちには、まだまだ擦り合わせの余地がありそうだ。
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