8月26日に放送された『Mr.サンデー』(フジテレビ系)で、夏の甲子園で準優勝した秋田県・金足農業高校の活躍秘話が紹介された。MCの宮根誠司は金足農の活躍をたたえながらも、関西人の視点から「優勝した大阪桐蔭(高校)もほめ称えるべき」と発言。何気ない発言だったが、視聴者からは発言に対し批判の声を上げた。
放送では金足農の対戦相手にインタビューしつつ、同校の活躍ぶりを振り返った。吉田輝星投手の侍ジャパンU-18日本代表入り記者会見の様子も紹介するなど、番組は春夏連覇を果たした大阪桐蔭ではなく、金足農の特集に終始した。
コメンテーターの国際弁護士の八代英輝氏氏は金足農の躍進をたたえつつ、「吉田君は逸材。日程を工夫するとか、議論を始めた方がいい」と発言。全試合で先発した吉田投手を「酷使」せざるを得なかった大会日程について疑問を呈した。
これに対し「大阪桐蔭の試合も中2日空けていたら(結果が)どうなっていたか分からない」などと吉田選手が打ち込まれた決勝戦を振り返りつつ、秋田県出身の新聞記者の話として「金足農のことはもういい、大阪桐蔭のこともほめるべき。大阪桐蔭のこともほめるべきと言っていた」とキッパリ。言い伝えの形ではあるが、宮根は大阪人として大阪桐蔭の話も取り上げるべきだと説いた。
どちらもすごいということで…
フジテレビの椿原慶子アナウンサーも「(春夏)連覇ですからね」と同調していたが、宮根の発言には賛否両論が沸き起こった。
ツイッターでは宮根の発言に同調する声も一定程度あった。
《なぜ準優勝校にばかりスポットライトが当てられる》
《感動エピソードなら優勝した大阪桐蔭にもありますよ》
一方、突然大阪桐蔭の話を持ち上げた宮根に対し、突然大阪桐蔭の話を持ち出したことを「唐突」「批判を避けるための策か」と想像し、批判する声が相次いだ。
《視聴者が見たいのが金足農業なんだったら金足農業を放送して良いと思うが》
《宮根が最後に桐蔭の話を持ち出したのも、批判を避けるためだけやろ》
それならばはじめから大阪桐蔭、金足農両校を特集すべきだったのでは……。