日刊スポーツ
NGT中井りかが新境地! 活動5年で心境変化も
[2020年06月30日04時02分]
双木昭夫氏プロデュースの「なまいきリボンわがままレースvol.7」でメインモデルを務めるNGT48中井りか
双木昭夫氏プロデュースの「なまいきリボンわがままレースvol.7」でメインモデルを務めるNGT48中井りか
NGT48中井りか(22)がメインモデルを務める「なまいきリボンわがままレースvol.7」(8月25日発売)の表紙カットなどが29日、公開された。“ドールメイク”の第一人者・双木昭夫氏がプロデュースする作品集で、新境地を見せる。このほど日刊スポーツの取材に応じ、活動5年目の心境の変化も語った。
お人形のような「ドールメイク」を施し、双木氏の世界観を表現した。過去に2度ほど、グラビア撮影で双木氏がヘアメークを担当したことがあったといい、今回も双木氏からの指名。もともと「なまいき-」シリーズのファンだったという。
「私のことを覚えていてくれて…。撮影では、ずっと見ていた世界観の中にいられたのはうれしかったです。例えば、インスタグラムで自分の世界観も作ってきて、そのイメージが確立してきたタイミングで今回のお話をいただいたので、今までブレずに、自分の好きな服を着てきて良かったと思いました」
双木氏が作り出す世界観の魅力は「女の子がまねしたいけど、できないところを作るのがうまい」ところだという。
「今回も、『かわいそう』と『かわいい』の紙一重のところを表現しようとされているのを感じました。ここまでだったらまねできるけど、ここからはできない…という理想像があるんですけど、中井りかだとみんなが届いちゃうので(笑い)。見てくれた女の子も『これだったらまねできそう』と思ってもらえたらと思います」
今後もファッション誌や、今回のようなモデルに挑戦したいといい「中井りかが似合うなら…と、まねしてもらえるような、親近感を感じてもらえる立場になれれば、うれしいです」。
NGT48に加入して5年がたとうとしている。SNSなどでの歯に衣(きぬ)着せない発言から型破りなイメージもあるが、心境の変化も感じている。
「マインド的には、自分の色を出すことばかりを考えていた時期もありましたが、今は周りが見られるようになりました。富山のバラエティー番組(「#きとキュントラベラー」)に後輩と出て『この子たちがおもしろいと思ってもらえるように』と思えるようになっているので…」
いとうせいこうや小籔千豊らとの共演で得た経験をはじめ、テレビ東京系「青春高校3年C組」で、若手タレントを見守る「副担任」を務めたことが大きかったという。
「これまでは、自分だったらこうするのにって、イライラすることもありました(苦笑い)。でも、その子たちにはその子たちのやり方があると。それなら生かすようにと、考えられるようになりました」
グループとしても、1年9カ月ぶりのシングル「シャーベットピンク」の発売を7月22日に控える。
「このタイミングで『中井みたいなやつが、NGTにいて良かったな』と思ってもらえたらいいですよね、1つのスパイスでいいので」。
そう語る姿に、中井の成長をかいま見た。【大友陽平】
双木昭夫氏のコメント「これまで6タイトルのシリーズを作成して、僕としての『なまいきリボンわがままレース』は満足のいく作品が作れたと思っています。なので今回は、これまでの本をいい意味で打破してくれる強いパワーが必要で『中井さんしかいない!』、そう思ってオファーさせていただきました。これまでにない『NEWなまいきリボンわがままレース』を楽しんでもらえると思います!」