昨年11月、診療報酬詐欺を医療機関に手引きした暴力団員が逮捕されました。そのときから、警察は医療機関としてその事件に加担していた脇坂容疑者の逮捕に動き出していたんです」(社会部記者)
診療の対価として医師に支払われる報酬を不正に受給した疑いで、9日に逮捕されたタレントで女医の脇坂英理子容疑者(37)。治療の必要ないニセの患者をあつめ、診療回数を水増ししていた。不正受給総額は、7千万円にのぼるという。
脇坂は’03年に東京女子医科大学を卒業後、同大学病院で麻酔医となった。“エリート街道”を進んでいた彼女だが、’12年に千葉県船橋市に自身のクリニックを開設すると、「年収は5千万円だけど貯金はしない」「私はビッチ」などの放言で世間の注目を集めた。一見、成功者に見えた彼女。しかし逮捕後の警察の調べでは、クリニック開業時から“遊ぶカネ欲しさ”に詐欺を働いていたことが明らかになった。警察の捜査から逃れるため、’14年にはクリニックを“突如”閉院している。そんな彼女を知る男性(37)は、彼女の呆れた素顔を本誌に告白した。
「六本木で飲み会に参加をした時に、リコちゃん(脇坂のあだ名)がいたんですよ。飲み会を終えて僕は新宿に移動する予定だったんですが、『私がこれから行くお店にちょっとだけ一緒に顔を出さない?』って誘われたんです」
その店とは、彼女がテレビ番組でも「大好き」と公言していたホストクラブだった。
「高いシャンパンを4本開けて、ホストに一気飲みさせている彼女は楽しそうでした。その後も彼女がさんざん飲んで、会計時の伝票には何と『101万円』と書いてあったんです! あくまで彼女の趣味で連れてこられたお店だったので、リコちゃんが払うと思っていたんですが……」
しかし、脇坂容疑者の口からは驚愕の言葉が。
「『男.が全部払うもんでしょう』とまったく悪びれずに言ってきて……。当然そんなお金は持っていませんでした。すると彼女は、『クレジットカード出してよ~』『ATM回りしよっ』と執拗に僕に払わせようとしてきました」
男性はその場では支払いを断固拒否。すると後日、彼の会社にまで請求書が……。
「後から名刺入れを見たら、彼女の名刺がありませんでした。連絡を絶つために彼女が抜き取ったんでしょう。被害男性は僕以外にもたくさんいると思います……」
連行されていく脇坂容疑者は、不敵な笑みを浮かべていた。別の知人は語る。
「派手な生活を送る裏で、借金と暴力団に悩んでいたのでしょう。そんな生活から足を洗えると、内心ホッとしたのではないでしょうか」
虚飾を求めた代償は、大きかったようだ。
脇坂英理子容疑者のホストクラブ通いでの呆れた手口を知人らが語っている。容疑者に誘われたクラブで、高額な代金の支払いを強要されたという知人。支払いを断固拒否したが、会社にまで請求書が送られてきたとのこと