第三者委員会の調査結果を待つとして、沈黙を続け、その一方で冠番組の再開やメンバーのモバメの復活などで、通常営業への回帰を続けるNGK48だが、事態は風化どころか、さらに油を注がれ炎上の炎が弱まる気配を見せていない。
第三者委員会の調査結果を待つとして沈黙を続け、その一方で冠番組の再開やメンバーのモバメの復活などで、通常営業への回帰を続けるNGK48だが、事態は風化どころか、さらに油を注がれ炎上の炎が弱まる気配を見せていない。
さる2月21日には、新潟県議会でNGT問題が取り上げられ、知事が「事態を見守っている」と発言したようだ。
また、沈黙を続けていた山口真帆さんは3月1日になって、コメントはないものの、SNSへのこの問題への書き込みにリアクションを始めており、またこの問題を大きく取り上げている新潟日報は2月28日、関係者の話として、山口さんが運営からのケアが全くと言っていいほどないということを話しているという記事が掲載された。
これらの出来事は、ネット上での風評ではなく、明らかな事実である。ここに至って、ことの重要性をきちんと認識できていないのだとすれば、せっかく関係者の首をすげかえた新制(?)NGTも、なんの効果も発揮できていないことになる。
まず山口さんが、現在、新運営陣からのケア、あるいは精密な聞き取り調査を受けていないのだとすれば、これは明らかにパワハラと考えられる。
アイドルという職業は、期間限定とまでは言い切れないにせよ、旬の時期とか、活動の最盛期といったものが存在する職業であり、一日一日が非常に貴重で濃厚な時間である。
このことを考えれば、事件後かん口令を敷き、公演で謝罪までさせ、SNSの更新を禁止し、公演への出演はさせないというのは、彼女のアイドル活動の時間を削っているに等しく、さらにその状態にするまでの経緯においてコミュニケーションも取れていないのであれば、これは一方的で不当な懲罰と考えざるを得なくなる。
また、地域密着、地方活性化をうたって進出してきたNGTだけに、地元自治体、あるいは地元のスポンサーへの説明は必須だと思うのだが、知事に対してさえ「第三者委員会の報告を待って」と、第三者委員会に丸投げし、途中経過の報告すらしていないのでは、その信用は明らかに低下せざるを得ない。
そして最大の問題は、情報を得られないファンたちが、ネットの無責任な情報、風評を鵜呑みにして右往左往し、運営、被害メンバー、容疑メンバーへの誹謗中傷合戦で、互いを傷つけあい罵り合うという不毛にして有害な状態を長引かせていることだ。
考えて欲しい。運営も苦しいかもしれないが、メンバーはもっと苦しい。
この状態を喜んでいるのは、加害者グループのような厄介と、悪質なデマでアクセスを稼ごうとする一部のまとめサイトと、ゴシップを飯のタネにしている低レベルな一部のマスコミだけである。
良質(?)なファンや関係者を苦しめ、デマと中傷で肥え太るハイエナを追い払うためにできることは、運営(と第三者委員会)が、公式に、たとえ自分たちには不都合な情報であっても正直に開示することではないだろうか?
記者は、半ばあきらめてはいるが、ここでもう一度、運営には良心に従ってメンバーの貴重な時間を不当に奪うことがないよう、万全の対応を考えて欲しいと願っている。
そしてファンには、不確実な情報に踊らされ、むやみに他人を傷つけることなく、推しメンへエールを贈って支えてあげて欲しいと思っている。