4月24日、少年革命家を標榜している沖縄在住の14歳の少年「ゆたぼん」(本名:中村逞珂ゆたかさん)が「【ご報告】ガチで勉強してみた」(※2023年5月24日現在は「【みんなの学園】で勉強してみた」というタイトル…
(一部抜粋)
ゆたぼんが急速にオワコン化してきているのも、所詮は周りの大人に吹き込まれたことを語っているだけなのではないかという舞台装置の見え隠れによる興覚めと、子役芸能人と同様に「小学生のような子どもだから希少だったけど、中学3年にもなって身体も大きくなったのにいつまでも言うべきことなのかそれは」という見る側の変容もあるのではないかと思います。
ゆたぼんが喋っている内容をご覧になっている方はお気づきかもしれませんが、小学校の頃と、そこまで話していることが変わっていないのです。
たとえば、5月5日に公開された「死にたくなるぐらいなら学校行くな」という動画では、不登校について語り始めた4年前と変わらず「人生は冒険だ」「自由に生きよう」などと語っているわけです。おまえ、あれからもう4年も経過しているのに、なんだその学のない話し方は。多感な時期に、嫌でも何かを学ぶことの大切さって、こういうところに出るのではないかなあと思うわけですね。
裏を返すと、プロデュースをしているゆたぼんの父親の世界観が子どもの成長と同じようには広がっていかなかったことをも意味するのかなと感じます。
一風変わった芸風のゆたぼんを、しょせんは他人の人生だからとネットのおもちゃのように消費してきたのもまた日本のネット社会であり、それは悲劇であったように感じます。やっぱり、最初出てきた時は面白かったし、子育てをしている親目線からしても「そういう意見もあるよな」と受け入れられたわけですよ。
ゆたぼんも、2022年の11月2日にTwitterで「10月だけで俺に関するニュースが100本ぐらいあったらしいw」と投稿しておりネットで話題にされていることを喜んでいるようですが、ネガティブな文脈で取り上げられている記事も少なくないことを考えると、当時13歳の少年がネット社会で見世物にされるという残酷な状況にあったと言えるでしょう。人気を博しても旬が過ぎるとファンだけが減ってアンチが残るのは世の常とも言えます。