「オナニーに興味はありますが、処女です。男性器に興味があって、AVに出ることを決意 - Yahoo!ニュース(現代ビジネス)
「オナニーに興味はありますが、処女です。男性器に興味があって、AVに出ることを決意しました。TOEICは935点です」
小動物のような潤んだ瞳の小柄な美少女が、カメラの前で恥ずかしがりながら、少し鼻にかかった甘い声で、インタビューに答えていく。
彼女の名前は、『みなもとしずか』。「IQ130の本物国立大学生」として、大学1年から2年の頃に活動した、元AV女優だ。
みなもとさんは、今年4月、外資系の大手証券会社「ゴールドマン・サックス」へと入社予定だったが、昨冬に内定を取り消されてしまったのだという。
「彼女はおカネのためだったり、有名になりたいといった目的というよりは、知的好奇心や性的興味に駆られて業界に飛び込んできたタイプ。セックスの経験も浅く彼氏もいなかった18歳の頃にAVの存在を知り、もっと気持ちよくなりたいからデビューしたという子だったので、絡みも積極的でした。
IQ130というふれこみも、デビュー作でIQテストをした結果なので、売らんかな、ではなくホントです。流暢な英語も披露していました。かなりの頭の良さを感じましたよ」(AVライター)
彼女は、4作目ではコスプレを披露。続く5作目では温泉を舞台にして十数人の男優と同時に絡む大人数プレイを経験している。
今もDMMのウェブサイトで動画が販売されている。本編では顔が見えるが、パッケージ画面には目線が入っている。
「彼女は、AV出演を後悔してはいませんが、就職活動をはじめるに当たってバレるのを怖れて、動画を違法アップロードしているサイトに削除申請しました。DMMのサイト上で入れられた目線も、そんな彼女への配慮だと思われます」(AV制作会社関係者)
熱心な就活を経て、みなもとさんは見事ゴールドマン・サックス(GS)への内定を獲得。
GSと言えば、社員数は3社ある日本法人の合計で1100名、毎年新卒では数十名程度しか採用しないという狭き門。高い知能はもちろんのこと、目の前の課題を素速くこなす問題解決能力と高いバイタリティが要求される。
その分、給与水準もワールドクラスだ。証券トレーディングの中心となるアナリストは激務であるものの、平均年収5000万~6000万円とも言われ、早ければ20代で年収1億円に届くこともあるという。
「彼女はおそらくサポートスタッフ(一般職)採用」(外資系証券関係者)だというが、そうであったとしても、実績を残せば給与は一般の会社員を、もちろんしのぐ。結婚適齢期の女性からしてみれば、玉の輿候補に囲まれた会社員生活が待っている。
超セレブコースへの扉を開き、その道を歩み始める寸前だった彼女。しかし、昨年末に事態は急転する―。
「12月のある日、突然、内定を取り消されたそうです。彼女自身、『なんでAV出演がバレたのか分からない』と相当混乱し、嘆いていました。事務所も、彼女の個人情報については、箝口令といってもいいほど口が固かったですから。
それにしても、従業員の権利保護がしっかりしている外資系の企業が、過去のAV出演を理由に内定を取り消すなんてことがあるのか、と驚きました」(前出・制作会社関係者)
GSは、なぜみなもとさんに厳しい判断を下したのか。同社へ取材を申し込んだところ、
「この件についてのコメントは、差し控えさせていただきます」(GS広報部)
との回答だった。一方、GS社の内部事情に詳しい金融関係者がこの件のウラ側を明かす。
「高度な清廉性が求められる女子アナとは違いますし、通常、過去の経歴だけで内定取り消しには至りません。実は、年末が迫ったある日、突然GSへ『内定者に、AV女優のみなもとしずかがいる』という匿名の電話がかかってきたそうなんです。
そこで、内定者の周辺を調べ直したところ、みなもとさんの私生活で会社の就業規則に抵触するような部分が見つかったようで、内定を取り消すに至ったといいます。直接的に、AV出演だけが理由というわけではないようです」
この件を受けて、みなもとさんは改めて、いまだにネット上に出回っている彼女の情報に対して削除依頼を出した。
その後、彼女は無事、金融とは別の業界から内定を獲得、いまはOLとして働いているという。