警察官:「職業は?」
女性:「インフルエンサーです」
警察官:「ホテルはなぜ自分で取らなかった?」
女性:「友達が取ってくれました」
警察官:「なぜ荷物にこんな服が多いの?仕事をするのでは?」
女性:「着替えて、何枚も写真を撮るからです。仕事はしません」
アメリカの入国に必要な渡航認証も取得していた女性。ところが、空港で長時間にわたる取り調べを受けたといいます。
大阪市の女性:「指紋、唾液、写真を撮られて、犯罪者みたいな扱いされてしまって。『観光で来た』と何回も言ってるのに、『仕事で来たんだろ』と捉えられてしまって。もう怖くて、もうどうしたらいいか分からずっていう感じですね」
結局、女性は入国を拒否され、翌日の飛行機で日本にとんぼ返りすることになりました。往復の航空チケット代20万円が無駄となりました。
■売春を疑われる? 若い女性から相談急増
過去2回ハワイに遊びに行った際には何事もなく入国できたという女性。なぜ、今回は拒否されてしまったのでしょうか。
アメリカのビザに詳しい 佐藤智代行政書士:「アメリカに出稼ぎに行かれる、売春を目的として行かれる女性が圧倒的に増えてきてます。それはアメリカ移民局も目をつけていて、『パパ活』とか『エスコート』とかですね、そういうワードに対して警戒してます。ハワイだけではなくてロサンゼルス、ラスベガス、ニューヨークで売春を疑われて入国拒否を受けたという相談は非常に多いですね。(相談が)月に8件とかあった時があって異常事態だなって」
コロナ禍明けに、高い報酬を目当てに、売春目的で海外に行くアジア人女性が急増。その影響で、入国拒否された若い女性からの相談が絶えないといいます。
(略)
一度、入国拒否となれば、その影響は長期間にわたって続くといいます。
佐藤行政書士:「アメリカの移民国籍法は、犯罪歴や明確に売春に関わった方は(アメリカに)入ってはならないとしてます。適用されたら、10年間はもう入れないですね」