「サザエさん」のノリスケの「クズすぎる」言動を筆者が紹介している。会計前に寝たフリをする、磯野家からいい匂いがしたら食事をごちそうになる。磯野家の冷蔵庫から子供のおやつを食べる、イクラを最大限利用するなど
国民的人気アニメ・サザエさん。磯野家を中心とした人々の日々を描いたハートフルなアニメである。しかし、登場人物全員が聖人というわけではない。中にはとんでもないクズ人間も出演しているのだ。
個性豊かな登場人物の中でも、特にクズっぷりを発揮しているのが波平の甥にあたるノリスケである。
ノリスケの言動は近年インターネット上でも注目されるようになり、彼が登場するとTwitterや掲示板サイトなどで「クズ」「ハイエナ」「鬼畜」などとノリスケの行動を叩く言葉が立て続けに投稿されているのだ。
■エピソードを一挙公開
ノリスケはサザエさんのいとこで、明るくて人当たりのいい性格だと思っている人も多いことだろう。しかし、彼のエピソードをピックアップしてみると、彼がインターネット上でクズと叩かれるのが非常によくわかる。
そこで、今回はノリスケのエピソードを一挙12連発で紹介しようと思う。ノリスケに対して悪いイメージがなかった人も、これを読めば好感度が一気に地に落ちること間違いなし!
■ノリスケのクズエピソード12連発
1. 磯野家の冷蔵庫から子供のジェラートを盗み食い
伊佐坂先生の原稿が上がるまで磯野家で留守番がてら待機させてもらうことになったノリスケ。その間に磯野家の冷蔵庫を勝手に開け、子供たちが大事にとっておいたジェラートを無断で食べてしまったのだ。その後帰宅したタラオが空になったジェラートを見て号泣することに……。
2. プロ野球選手に自宅まで送らせる
車に乗ったプロ野球選手がノリスケに道を尋ねてきたのだが、「案内しますよ!」と車に乗り込むノリスケ。親切なように思えるが、ノリスケが誘導したのはなんとノリスケの自宅。ノリスケは「あとはわかりますよね!」と言い、車を降りてしまったのだ。
3. 禁煙するする詐欺
職場で同僚たちに禁煙を誓うノリスケ。話をするたびに同僚たちが「最後に1本吸いなよ」とタバコを1本恵んでくれるのだが、それを箱にしまって「これでタバコ代が浮いた!」と大喜び。最初から禁煙する気などなかったのである。
4. 丑の日は磯野家でうなぎを食べる
土用の丑の日は磯野家でうなぎを食べることを知っているため、注文する前のタイミングで磯野家を訪問。自分の分も頼んでもらい、ちゃっかりごちそうになるのである。
5. いい匂いがしたら食事をごちそうになる
伊佐坂先生の家に訪問した際、磯野家からいい匂いが漂ってきた場合はそのまま磯野家を訪問。ちゃっかり食事をごちそうになるのだ。ノリスケの家では普段通りタイコさんが食事を作っているはずなのだが、ウマそうな料理を食べることを優先するというク行動はスゴいとしか言いようがない。
6. 金がないのに飲みに誘う(金がないから飲みに誘う)
駅前で波平やマスオとバッタリ会った際には「せっかくなので一杯どうですか?」と飲みに誘うのがお決まりのパターン。しかし自分から飲みに誘っておきながら「今日は持ち合わせがなくて」などと理由をつけておごってもらうのもお決まりのパターン。駅で待ち伏せをしているのではないかとさえ思えるエピソードだ。金がないのに飲みに誘う、いや、金がないから飲みに誘うのだ!
7. イクラを最大限利用する
磯野家の庭に咲いたチューリップをわけてもらうために、息子・イクラを最大限利用。チューリップをイクラが気に入ったという話を伝え、「じゃあ株を分けてあげましょうか?」という流れに誘導。なんとノリスケはあらかじめ植木鉢を持参していて、その場でチューリップの株を分けてもらったのだ。
8. 他人の子供を磯野家に預ける
担当になった女性作家の子供を預かることになったノリスケ。迷うことなく磯野家に押しかけ、磯野家の面々にお守りをさせることに。
9. 転勤を機に磯野家に居候
もともとノリスケは博多在住だったのだが、現在の出版社で働き始めるタイミングで磯野家に居候を始める。ほとんど押しかけのような勢いで居候し、タイコとの結婚を機に磯野家から引っ越したのだ。
10. カツオにさえ嫌われている
典型的なドケチであるノリスケとは出かけたくないとカツオが明言したことがある。普段は年上のいとことして仲良く接しているカツオですが、一緒に出かけるとなれば話は別ということだろう。
11. タイコへの電話代さえもケチる
マスオとノリスケが一緒にいる際、マスオからタイコに「ノリスケと一緒にいる」と電話をするように懇願。なにか訳ありなのかと思いきや、理由は電話代を節約するためだけだったので驚きである。
12. 会計前に寝たフリをする
居酒屋でそろそろ帰るというタイミングになると寝たふりを敢行。そして、起こされてもまったく起きず、諦めて会計を済ませてもらったところで「ごちそうさまです!」と起きるノリスケ。普通に考えればあとで請求されるのでしょうが、きっとうまいこと踏み倒すのでしょう。
いかがだろうか。このほかにもノリスケのエピソードをあげればキリがありませんが、その大半が周囲の人に迷惑をかけたり、金銭的負担をかけるもの。
ここまでのキャラクターが準レギュラーとして毎週のように登場するアニメを国民的アニメと評していいのだろうか。少なくとも自分が親であれば、子供にノリスケの生き様は見せたくない。昔はここまでの性格ではなかった気がするのだが……。