洗濯機を捨てた結果…まさかの「まったく困らない」という事実から見えてきた「便利の怖さ」とは

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匿名さん

で、数ケ月後にはあまりの不便さがストレスになり
家電一式を買い揃えるハメになったとさ、めでたしめでたし♪
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匿名さん



洗濯機を捨てた結果…まさかの「まったく困らない」という事実から見えてきた「便利の怖さ」とは | THE GOLD 60

『家事か地獄か 最期まですっくと生き抜く唯一の選択』の著者である稲垣えみ子さんは、さまざまな家電を手放しました。生活必需品だと考えていた洗濯機も捨て、タライ1個での手洗いライフにチェンジ。そこで気づいたという「便利なもの」が持つ別の側面について、著書から一部抜粋してご紹介します。
■洗濯機を手放したら洗濯物そのものが一気に減った

だって洗濯機がなければ自分で手洗いするしかなくなり、となると「大量のものを一気にまとめ洗い」なんて絶対できない。したくもない。ってことで結局毎朝、前日使った下着とタオルなどをちょこまか洗って暮らすことになった。

例えばフカフカのバスタオルなど、手洗いすることを考えたらとてもじゃないが使う気になれませんよ!ってことで、バスタオルは全て処分。考えてみりゃ小さいタオルが一枚あれば体なんて十分拭けるじゃん。ってことで、モノを持つ基準がステキとかオシャレとかではなく「洗いやすく絞りやすいか」どうかが最優先となり、となると物欲も一気にしぼむ。

いろんなものを一週間分揃える必要もなくなった。下着も毎日洗えば雨が降ることも考えて3セットもあれば十分だ。

かくしてモノは減り欲も減り洗濯物も減り洗濯時間も減り、となればもちろん干したり取り込んだりたたんだりする手間も時間も一気に減り、結局、洗濯という行為そのものに費やす時間も労力も一瞬にしてしぼんだのである。

それは驚くほど簡単で快適で清潔な生活だった。

■「便利」には恐ろしい側面がある

冷蔵庫も電子レンジも手放したら、冷凍も作り置きもできないから日々ごく単純な料理をするしかなくなってしまったが、やってみればそれで十分満足できる自分がいた。でも冷蔵庫や電子レンジがあると、それを使ってあれこれ凝ったたいそうな料理を作ることが当たり前になってしまう。で、いつの間にか、日々凝ったものを作ることのできない自分に敗北感や罪悪感を抱いたりしてしまう。

つまりはですね、便利なものっていうのは「自分」を見えなくするわけですね。本当の自分は案外ちょっとのことで満足できるのに、えらく大掛かりなことをしないと満足できない、幸せが得られないかのような錯覚を日々作り出していくという恐ろしい側面を持っているのであります。

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