現代の日本では、結婚した3組に1組が離婚し、60歳の3分の1がパートナーを持たず、男性の生涯未婚率が3割に届こうとしている。なぜ日本社会では、結婚がこんなにも難しくなってしまったのだろうか? ここで…
■「お金をかけて綺麗になっている女性」は男性側が敬遠する
2つ目の仮説としては、男性側の心理として「容姿が美しいと敬遠する」というものがあります。
むしろ容姿が美しい妻は、「わがままかもしれない」「浮気をする確率が高まるかもしれない」と、男性側が思う可能性もあるのです。
この仮説を補強するデータもあります。とある民間の婚活会社の調査によると、「結婚したくない女性ナンバーワン」に、「お金をかけて綺麗になっている女性」が挙がったのです。つまり、生まれついての美しさに溢れている(と思える)女性ならいざ知らず、いかにもコストをかけてエステに通い、美容室に通い、高価なブランド物のファッションに身を包んでいる(ように見える)女性は、「結婚後も自分の見た目の維持のため、浪費をするかもしれない」と、男性側が敬遠するそうなのです。
■容姿に自信のない女性は早々に結婚していく
では、3つ目の理由は何か。実は1つ目の理由と表裏一体になりますが、「容姿がいまいちと自分で思っている女性は、早めに手を打つから」という理由が挙げられています。
容姿に自信のない女性は早めの段階で、「容姿が優れない(と自分で思っている)私を選んでくれた人だから」と決断を下すというわけです。結果的に、容姿に自信のある女性は婚活市場に滞在し続け、自信のない女性は早々に結婚していくという仮説です。
「女性の高身長」の場合は、先ほどの「容姿」と同じく、「早めに手を打つ」そうなのです。例えば身長が170センチ以上の女性は、自分以上の身長の男性は限られてきますから、早めの段階で「この人あたりならいいだろう」と感じた時点で結婚する人も多いです。