「東京五輪の“利権”に絡もうとジャニーズ事務所やAKBグループなど芸能人を抱える各芸能事務所があの手この手を使い、凌ぎを削っています。そして、その中にはLDHも名乗りを上げていますが、苦戦しているようです」(週刊誌デスク)
リオ五輪が開催されている最中だが、日本では4年後に開催予定の東京五輪利権にあやかろうと各事務所が暗躍している。そこに、EXILEや「三代目J Soul Brothers」など多くの人気アーティストが在籍するLDHも食い込もうと画策しているが旗色は良くないという。
「先月、『週刊文春』が、陰湿な社内イジメが多発していると報じたのがその一因。このまま、悪評が続くようでは『LDHの人間は東京五輪にふさわしいのか?』という議論にもなりかねないですからね。社長のHIROは2020年の東京オリンピックでEXILEグループを世界に発信すべく、日夜“外交”を重ねていますが、あまりうまくいっていないようです」(芸能ライター)
件の「文春」の記事では、LDHの双子の名物役員X氏とY氏から大阪の路上で土下座を強要させられたり、ラーメン10杯の完食を強いられたりした元社員がいたことや、月220時間にも上る時間外勤務をしたが、適正な残業代をもらえたかった者もいたというすさまじいブラックさを元社員4人が告発するという体裁で作られていた。
同誌の取材にLDHは、「元従業員から未払残業代の請求を受けた事案がございますが、誠実に対応させていただいております。一カ月ほど前からコンプライアンス体制構築を専門とする弁護士に依頼して幹部に対する指導や研修を実施していただいているところです」と回答している。だが、同社に関しては、このところ悪評が相次いでおり、夕刊紙「日刊ゲンダイ」では、六本木の飲食店を貸し切る際に無茶な要求をするなど、EXILEのマナーの悪さを指摘する記事が掲載されている。
「体育会系の教育を受けているので、メンバーや事務所幹部は目上の人やビジネス先には礼儀正しく、低姿勢。ただ、飲食店や目下の人間には“感じが悪い”。あるメンバーを乗せたタクシー運転手は家に送るまでの間、ずっとイビられていたそうです」(スポーツ紙記者)
LDHが五輪利権を勝ち得るためには、超えなければならないハードルがいくつも存在するようだ。