木村拓哉は他の4人からすれば、裏切り者ということになる。おかげで、彼はこの8カ月間 - Yahoo!ニュース(デイリー新潮)
木村拓哉は他の4人からすれば、裏切り者ということになる。おかげで、彼はこの8カ月間、無視され続けたという。まあ、四十過ぎのいい大人がやることか、という気もするが、キムタクも黙っていない。最後に怒りが爆発して……。
振り返れば、木村以外の4人は昨年11月末までに一度は独立を決意した。ところが、12月中旬になって木村が「ジャニーさんやメリーさんを裏切りません」と言い出し、独立話が流れたのである。芸能記者が語る。
「以来、SMAP解散決定まで、4人と木村の関係は最悪な状態でした。キムタクが全くと言っていいくらい相手にされていませんでしたからね」
例えば、年が明けて、独立騒動が発覚。5人がフジテレビの「SMAP×SMAP」(以下、スマスマ)で生謝罪を行ったのは1月18日だ。その3日後、スマスマの収録が行われたが、
「メンバー全員が揃って歌うシーンを収録した時のことです。カメラが回っていない所でとにかく目立っていたのが、キムタクの異様なテンションの高さでした。彼は、歌の前に『もう終わったことじゃんか。前を向いて行こうぜ』と言いながら、他のメンバーの肩をポンポン叩いて回ったんです。ところが、稲垣や草なぎ達は完全に無視していた。キムタク以外の4人は皆、顔が強張っているというか、死んだ魚の眼をしているというか……。さすがに観客たちもドン引きしていました」(フジテレビ関係者)
■抗議のメール
SMAPのメンバーは、元々楽屋は別で、5人が一堂に会するのはスマスマの収録現場くらい。
「騒動の後、メンバーがどういう雰囲気かスタッフは固唾を呑んで見守っていたのですが、キムタクと4人の間の溝を再確認した。これでは一般観覧のお客さんに見てもらえる状況ではない。そう判断し、スマスマの一般観覧が中止されたのです」(同)
フジテレビ幹部も言う。
「キムタクは、自分から歩み寄っているのに全く相手にされず、かなり頭にきていた。担当プロデューサーに、こんなんじゃやってられないという抗議のメールを送っていますからね。こんな状況では、本来ならスマスマは10月の改編期に合わせて終了にしたいところです。でも、今からでは間に合わないため、解散と合わせ年内で終了するしかありません」
木村と4人の不仲を裏付ける証言はいくらでもある。先の芸能記者が話す。
「稲垣は、木村と二人でゴルフに行くなど、4人の中で唯一、木村と連絡が取れる仲だった。彼はラジオの文化放送でパーソナリティーを務める番組を持っていますが、以前は木村の話題を頻繁に取上げていた。しかし、騒動後、木村について触れなくなりました。また3月12日、スマスマでの謝罪以来、2カ月ぶりに5人揃ってNHKの特番に生出演し、歌った時は、ステージ上で香取が木村に全く目を合わさず、スタッフの間で話題になりました」
関係者によれば、
「SMAPは活動休止でまとまりかけたのに、香取らが解散したいと言い出した。それに対し、木村はジュリー副社長に『だったら4人はクビにしてください!』と懇願したそうです」
まさしく8カ月間、無視され続けた恨みが爆発した瞬間であった。