お腹が空いたら立ち寄り、携帯の充電が切れれば駆け込み、急な弔問があれば筆ペンと香 - Yahoo!ニュース(R25)
時間も曜日も問わず開いている「コンビニ」は頼れる存在でありながら、気軽に使えるのも良いところ。普段、マナーについて意識することは少ないものの、せめて店や他の利用客にとって悪目立ちする客にはなりたくないものですよね。
そこで、20~30代の会社員男性200人に「コンビニの使い方について、マナーの観点から抵抗を感じる行為」について聞いてみました。
〈マナーの観点から抵抗を感じるコンビニの使い方〉
(全5項目について「抵抗を感じる割合」の多い順に並べたもの。R25調べ。協力/アイリサーチ)
【分別をしっかりやらず、コンビニのゴミ箱にゴミを捨てる】
抵抗を感じる 75.0%
抵抗は感じない 25.0%
【混雑したレジで振込を依頼すること】
抵抗を感じる 58.0%
抵抗は感じない 42.0%
【何も買わず、トイレだけを借りること】
抵抗を感じる 56.0%
抵抗は感じない 44.0%
【購入する気の無い雑誌を立ち読みすること】
抵抗を感じる 37.0%
抵抗は感じない 63.0%
【弁当類を買うとき、消費期限の長いものにしようと後ろの方から出して買う】
抵抗を感じる 31.5%
抵抗は感じない 68.5%
最も抵抗を感じる人が多かったのが、ゴミの分別をしないで捨てること。確かにこれはダメでしょう。一方、空気と状況は読めていないかもしれませんが、この中では“正当”な使い方と目されるであろう「混雑レジでの振込」が2番目となっています。“情報のタダ取り”となる購入を前提としない立ち読み、設備や水、紙を使うことになる“トイレのタダ使用”よりも、混雑レジでの振込のほうが20~30代会社員男性には抵抗があるんですね。
ところで、コンビニを利用する機会においてある意味一番の“緊急的な要件”となるのが、トイレの利用ではないでしょうか。「何も買わず、トイレだけを借りること」について抵抗を感じる人たち、抵抗を感じない人たちそれぞれに意見を聞いてみました。
●トイレだけを借りることに「抵抗を感じる」派
「借りる時に声を掛けないといけないので」(29歳)
「トイレを借りるときに声をかける必要があると、気まずいから」(30歳)
「トイレは買いものをする人のためのものだという認識があるから」(33歳)
「公衆トイレではないので、トイレを借りたのなら何か購入してお返しをするのがマナーだと思うから」(30歳)
「トイレの維持管理も無料ではないので、トイレを使用するならお茶の一本でも購入してもいいのではないか、と感じるため」(34歳)
「自分が店の店主だったら少しでもコンビニの商品を買ってもらいたいと思うから」(34歳)
「本来は関係者と客が使うものだから」(30歳)
「売り場以外のところに入るから」(33歳)
●トイレだけを借りることに「抵抗は感じない」派
「事前に、トイレを使うことを店員に断っておけば問題ないと考えているから」(27歳)
「何か買うものがあれば買うし、なければ買わない。トイレが使えるコンビニは付加価値のようなもので差別化だと受け取っている。現に使用不可のコンビニもある」(32歳)
「必要に迫られてトイレを借りているので罪悪感は特にない」(38歳)
「店の人は個人をそんなに気にしないと思うので」(32歳)
「欲しくもない物を買うのは間違っていると思うから」(37歳)
「自分の用だけ済ませられれば構わないと思っているから」(31歳)
「いつも買い物をするコンビニであれば、今日はたまたま買い物しないだけと割り切れる」(38歳)
「検討した結果買わなかった客がトイレを使った場合と区別できるのか。小売の販促としてトイレくらい使わせてもらってもいいのではないか」(35歳)
コメント全体を見ても「なんとなく」と流した回答は少なく、抵抗を感じる派も感じない派も、なにがしか理屈を持っているようです。ちなみに、最も興味深かったのが抵抗を感じない派から抵抗を感じる派に変わったというこちらの意見。
「コンビニで働いていた時は特に何も感じなかったが、自分が客として使用したときには何か買わないと利用しづらい」(35歳)
立場によって、感覚が変わる。それも、コンビニ側に属していた時の方がトイレのタダ使いが気にならなかったのが面白いですね。もっとも、店長、オーナーさんの立場だとまた変わってくるのかもしれませんが。