野口五郎の「タニマチ」の裏の顔について、デイリー新潮が報じた。噂される男性は芸能事務所の他に、ソープランドを経営していたという。野口の妻・三井ゆりも、男性の正体を知っていたでしょうと関係者が語った
12月1日。この日、東京地裁の718号法廷では、今年秋、売春防止法違反(場所提供)で逮捕された被告の初公判が開かれていた。男の名は南雲豊作(57)。小柄で紺色のスーツを着込み、だいぶ薄くなった頭髪からすると、ただの“田舎のおじさん”に見える。しかし、と司法記者が明かす。
「南雲は吉原のソープランド『オートクチュール』などの実質的経営者です。ソープランドでは、ソープ嬢と客の自由恋愛ということで本番行為は黙認されている。今回、南雲の店はAV女優が在籍していると宣伝していた。ビデオのイメージと本番行為があからさまに直結するので逮捕された模様です」
新潟県の農家に生れた南雲は上京後、サラリーマン生活を経て、事業を興すが失敗。吉原に流れ着いたという。知人の話。
「彼の表の顔は、芸能事務所の会長で、以前は清水健太郎などが所属していた。その一方、バブルの頃には、最大10店舗くらいのソープを経営。『南雲グループ』と呼ばれていました」
ソープや芸能事務所とは別に、慈善事業にも力を入れていた。例えば、東日本大震災の被災者を支援するNPO法人「ふれあい会」代表の肩書も持つという。
■白いマスクをして
政界、警察、マスコミにも知己が多く、芸能人やスポーツ選手のタニマチもしていたそうだが、
「一番親しくしていたのが野口五郎さんです。彼の方が年上なので、南雲さんは『兄貴』、野口さんは『会長』と呼んでいました。野口さんは妻の三井を伴って、南雲さんとゴルフや食事に出かけていた。南雲さんの手掛けるイベントにも出演したし、公私共にお世話になっていたのです」(同)
2人の出会いは、
「野口さんは、北マリアナ諸島のロタ島で式を挙げた。南雲さんは元々北マリアナ諸島の観光親善大使をやっていて、その関係で親しくなったのです」(同)
かれこれ十数年の付き合いという。南雲は野口をかなり大事にしていたようだ。芸能事務所の関係者は、
「南雲さんはマメな人で、親しい人には車代、お中元などの心づけは欠かさない。特に大事な人にはソープ接待をしていたそうです」
と言い、別の関係者は、
「昔、野口の元マネージャーに聞いた話では、野口も白いマスクをして年に数回ソープに来ていたとか。南雲も『兄貴ほどの好き者はいない』と話していたね」
さて、野口に訊くと、やや狼狽した様子で、
「(ソープ経営者とは)噂では知っていましたが、僕はあくまで芸能関係の方としてお付き合いしていた。ソープランドにも行ってません。行ってませんよ」
とはいえ、一昨年秋に行われた「ふれあい会」のイベントでは、
「三井さんは、わざわざソープ嬢たちが集うテーブルを探して、『主人がいつもお世話になっております』と冗談ぽく挨拶したんです。妻の“突撃挨拶”を見た野口さんは、ギョッとしていましたよ。おそらく、南雲さんの正体も知っていたのでしょうね」(ふれあい会関係者)
嫁の方が一枚上手ということか。