夫の千田郁司氏(59)が勤務先の青森県住宅供給公社から14億円を横領し、うち8億円を - Yahoo!ニュース(デイリー新潮)
■チリで一緒に暮らしたい
〈確かに、千田氏は長い服役期間を終えた。しかし、現在は青森県に引き継がれている約14億円の債権に対する弁済義務は一生ついて回る。今も妻の立場にあるアニータは、本来、夫と協力して弁済の努力をすべきだが、彼女が口にしたのは、事件発覚当初と同様の主張だった。〉
「あの事件のことは、未だに、本当にビックリしている。ただそれだけです。私はお金持ちと結婚したと思っていた。ところが、彼はお金持ちではなく、そのお金は横領したものだった。そして、逮捕されてしまった。チリに帰っていた私のところにまで関係者がやってきて、ハーバード大出身の弁護士を雇い、私からも何とかお金を取ろうとした。でも結局、大したお金は取れなかった。弁護士費用が莫大にかかったと聞いているわ。バカみたいな話よ。
今の私の仕事は、テレビ出演はたまにで、メインでこなしているのは司会業。自分で言うのもなんだけど、結構人気があるのよ。仕事の発注元が私に求めるのは、ちょっと変なことを言うおバカなキャラクター。例えば、父の日のイベントに司会で呼ばれた時には、第一声で、『今日は父の日ですが、ここに集まったお父さん方、みんな浮気していますからね!』なんて言うと、会場が大盛り上がりになるのよ。みんな私に、そんなおバカな毒舌キャラを求めているの。そういう仕事だけで、十分に暮らせるわ。
プライベートでは、カナダ人地理学者のパートナー、そして、9人の子どもがいるわ。長男は養子だけど、その下は全員私が産んだのよ。パートナーは今の人が6人目。みんな外国人よ。できれば私は日本で彼を説得して、チリで一緒に暮らしたいと思っている。そして、私の9人の子どもたちを見守っていて欲しい。最後まで一緒に暮らしたい。心からそう思っているの。
彼がチリに移住してきたら、今のパートナーが嫉妬するんじゃないかって? それはないわ。だって彼はカナダ人だもの。嫉妬深いチリ人とは違うから」