東京・六本木の人気ショークラブ経営者が脱税で訴えられた。東京国税局に22日までに刑事告発されたのは、ショークラブ「ドラゴン東京」と「バーレスクTOKYO」の実質的経営者、内藤良太社長(43)。3年間で、約9000万円の脱税をしたとみられている。
「内藤社長はドラゴン東京で、2014年までの3年間に2億7000万円の所得を隠蔽、バーレスクでは架空の領収書を発行するなどの手口で、法人税約9000万円を脱税していたとみられています。脱税したカネは自宅金庫に保管していました」(捜査事情通)
店は繁盛していたようだ。2つのショークラブのうちドラゴンは男性パフォーマーが中心で、バーレスクは女性が中心。特にバーレスクはテレビで取り上げられる人気店だった。
「バーレスクは値段が5000円ほどと安く、深夜でも満席のことが多かった。きわどい衣装を着た女の子が舞台でポールダンスをしたりしますが、ステージが低く、客と一体化したような雰囲気になる。ダンスを踊る女の子も、アイドルみたいに可愛い子が多かった。常連客には芸能人や業界関係者も多く、キャバ嬢など有名人目当ての女性客もたくさん来ていました」(常連の芸能関係者)
内藤社長は、少なくとも10年以上前からショーパブを経営するヤリ手社長。自宅は明治神宮外苑に近く、賃貸で20万円以上する高級マンションだ。
「内藤社長は六本木のほか大阪や横浜などでもクラブを経営し、細やかなサービスをする店として成功を収めた。ドラゴンでは、人気歌手のDJ OZMAのヒット曲『アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士』が生まれ、ショーで歌っていた鼠先輩が芸能界に行ったといわれている。時代の先を行く店で、芸能関係者からの評判もよかった。“勝ち組”の人間でした」(芸能ジャーナリスト)
出るクイは打たれる?
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