◆日本生命セ・パ交流戦 西武8―5巨人(6日・メットライフドーム)
巨人が3点のリードを守れず逆転負けで、1975年以来となる球団ワーストタイの11連敗を喫し、5位に転落した。巨人は3点リードの6回に菅野が同点に追いつかれ、7回に登板した桜井が3四球を与えると西村が決勝の押し出し四球を与えた。
出だしは良かった。陽の移籍初安打が、先取点をもぎ取る適時打となった。3回、先頭の石川とクルーズの連打で無死一、二塁。小林が初球できっちり犠打を決め1死二、三塁のチャンス。そしてFA戦士が、やや真ん中に入った直球を鮮やかにはじき返した。あいさつ代わりの一打に、巨人ベンチも大盛り上がり。陽は「やっとチームに貢献できました」と笑顔で一言。「石川とクルーズがヒットで出て、誠司(小林)が1球でバントを決めてくれたので、リズム良く打席に入ることができました」とコメントしていた。
巨人は4回にもマギーが左中間を破る二塁打で出塁すると、阿部の左前に落ちる安打で1点を追加した。
味方打線に3点のリードをもらった菅野だったが、4回に4連打を含む単打5本で2点を失った。それでも1点差に追い上げられた巨人は、6回に無死満塁の好機を作るとクルーズの犠飛で1点を追加した。さらに小林が2死一、三塁で右前適時打を放って、リードを再び3点に広げた。
ところが菅野は直後に栗山に右越え4号ソロを浴びて2点差に。さらに1死一、二塁とされると、炭谷に中前適時打を許して1点差。そして金子侑の内野ゴロの間に5―5の同点に追いつかれ、6回9安打5失点で降板した。
7回、巨人は勝ち越しを狙い、阿部の内野安打の送球が乱れる間に本塁突入を狙った橋本到がタッチアウト。一方、この回からマウンドに立った2番手・桜井は、3四球で1死満塁とされた。そして3番手の西村も押し出し四球を与えて勝ち越され、外崎には犠飛を打たれて無安打で2点リードとされた。8回には田原が浅村に特大の7号ソロを浴び、そのまま逃げ切られた。
前回11連敗を喫した1975年は、前年に引退した長嶋茂雄現巨人軍終身名誉監督が新指揮官として臨んだ1年目だった。
巨人が3点のリードを守れず逆転負けで、1975年以来となる球団ワーストタイの11連敗を喫し、5位に転落した。巨人は3点リードの6回に菅野が同点に追いつかれ、7回に登板した桜井が3四球を与えると西村が決勝の押し出し四球を【巨人】