匿名さん
鹿児島市で2013年、警察官に取り押さえられて死亡した男性会社員の遺族が起こした民事訴訟で、テレビ局が当時の状況を撮影した映像について、鹿児島地裁への提出命令を取り消す判断が確定した。テレビ局映像の提出認めず=警官制圧死めぐる民事訴訟-遺族の特別抗告棄却・最高裁:時事ドットコム
鹿児島市で2013年、警察官に取り押さえられて死亡した男性会社員=当時(42)=の遺族が起こした民事訴訟で、テレビ局が当時の状況を撮影した映像について、鹿児島地裁への提出命令を取り消す判断が確定した。最高裁第3小法廷(山崎敏充裁判長)が25日付の決定で、映像
映像はドキュメンタリー番組の取材で警察官に同行したテレビ局が撮影し、事件の一部始終が収められている。事件後に県警が押収していた。遺族は県に損害賠償を求めた訴訟で、「違法な制圧行為だった」として映像の証拠提出を請求。鹿児島地裁は「双方の主張が対立する当時の状況を記録したもので、取り調べる必要性は高い」と提出を命じる決定を出していた。
男性は13年11月、警察官2人に取り押さえられ、胸腹部圧迫による低酸素脳症で死亡した。警察官2人は業務上過失致死罪で有罪が確定している。