匿名さん
女性の社会進出が活発化して久しい。
ビジネスの世界では女性活躍がキーワードになり、定着しつつあるようだ。
しかし一方で、「管理職になりたくない」といった女性の声が多いのをご存じだろうか。
キャリアインデックスが実施した「有職者に向けた仕事に関する調査」によると、女性の約9割は「管理職になりたくない」というのだ。
そこで、なぜ女性は管理職になることを嫌うのか、キャリアカウンセラーの竹内さんの見解を聞いた。
■女性の管理職に対するイメージとはどんなものがある?
まずは、女性が管理職にどのような印象を持っているのかを伺った。
「男女問わず、女性の管理職に対する印象は、決して明るいものでも、楽しそうなものでもないようです。
『犠牲』にしなければならないものが多いというイメージを抱く人はいます。
中でも、時間、家族、出産や子育て、自己(犠牲)を理由に上げる人が多いです。
女性の規律性の高さや、まじめさ、人を育てる能力は、管理職として働いて役割を担うために必要不可欠な資質です。
向き不向きでいえば、決して男性に劣るものではないのですが、悪いイメージを持つ人が多いのは残念なことです」(竹内さん)
女性に限らず男性であっても、管理職に対するイメージは良いとはいえないようだ。
女性の場合、家庭を優先にしたいと考える人が多い傾向にあるのも理由かもしれない。
■「管理職になりたくない」という女性はどういった女性なのか
他に、管理職になりたくない理由にはどのようなものがあるのかも聞いてみた。
「ロールモデル(お手本)がないのでどうしたらいいか分からないと思う女性はたくさんいらっしゃいます。
また、仕事を通して自己実現したいと思わない女性は敬遠します。
これは、女性が陥りがちな思考ですが、自分だけ役職が上がることで、同僚との立ち位置がフラットではなくなることを望まないいう傾向も強く見られます」(竹内さん)
女性の世界ならではの理由もあるようだ。
「さらには、十分な経験やスキルがあるにも関わらず、自己信頼感が低かったり、管理者としてどんな仕事をすればよいのか想像ができなかったりするため遠慮する人もいます。
家族や配偶者と過ごす時間を大切にしたい。趣味の時間を優先したいという女性、キャリアデザインが明確ではない女性も、敬遠しがちです」(竹内さん)
上記で挙げる理由は男性には少ない例ではあるが、女性なりに考えた結果「管理職はやりたくない」という結論に至るようだ。
■竹内さんは女性が管理職で働くことをどう思うか。
では、メリットはないのだろうか?
「出世は犠牲がつきものですが、メリットの方が多く、自己成長には欠かせないことだと思います。
たとえば、触れる情報の質が違います。
会社のビジョンや戦略などについては、トップからの言葉を直接耳にすることができる企業もありますし、重要な会議の中から学ぶことはたくさんあると思います。
それは、社内でのキャリアアップに必要不可欠な学びとなります」(竹内さん)
キャリアアップすることで、さらに成長できる環境へと自分をいざなうことができるのだ。
「また、裁量権が違いますから、自分の仕事の範囲や責任が大きくなった中から『やりがい』を見出すことができ、満足感や充足感が増すことになるでしょう。
対外的なお付き合いが広がる場合もあるので、人脈も広がります。
それだけ多くの人の考えや経験などの話を伺うことができ、自分の成長につなげることもできるでしょう。
部下の育成や成長の支援をする機会を通して、モチベーションが上がることもあります。
管理職として働くことの『コツ』を掴めば、楽しさが増すばかりで、自己実現を満喫することができるでしょう」(竹内さん)
女性が敬遠しがちな管理職という立場だが、実際は仕事を通して自分の成長ややりがいを見つけるヒントにもなる。
少なくない犠牲というデメリットはつきものではあるが、プライベートとの両立は決して無理な話ではないと竹内さん。
管理職への道を敬遠している女性の皆さんは、いまいちど一歩踏み出すことも検討してみてはいかがだろうか。
ビジネスの世界では女性活躍がキーワードになり、定着しつつあるようだ。
しかし一方で、「管理職になりたくない」といった女性の声が多いのをご存じだろうか。
キャリアインデックスが実施した「有職者に向けた仕事に関する調査」によると、女性の約9割は「管理職になりたくない」というのだ。
そこで、なぜ女性は管理職になることを嫌うのか、キャリアカウンセラーの竹内さんの見解を聞いた。
■女性の管理職に対するイメージとはどんなものがある?
まずは、女性が管理職にどのような印象を持っているのかを伺った。
「男女問わず、女性の管理職に対する印象は、決して明るいものでも、楽しそうなものでもないようです。
『犠牲』にしなければならないものが多いというイメージを抱く人はいます。
中でも、時間、家族、出産や子育て、自己(犠牲)を理由に上げる人が多いです。
女性の規律性の高さや、まじめさ、人を育てる能力は、管理職として働いて役割を担うために必要不可欠な資質です。
向き不向きでいえば、決して男性に劣るものではないのですが、悪いイメージを持つ人が多いのは残念なことです」(竹内さん)
女性に限らず男性であっても、管理職に対するイメージは良いとはいえないようだ。
女性の場合、家庭を優先にしたいと考える人が多い傾向にあるのも理由かもしれない。
■「管理職になりたくない」という女性はどういった女性なのか
他に、管理職になりたくない理由にはどのようなものがあるのかも聞いてみた。
「ロールモデル(お手本)がないのでどうしたらいいか分からないと思う女性はたくさんいらっしゃいます。
また、仕事を通して自己実現したいと思わない女性は敬遠します。
これは、女性が陥りがちな思考ですが、自分だけ役職が上がることで、同僚との立ち位置がフラットではなくなることを望まないいう傾向も強く見られます」(竹内さん)
女性の世界ならではの理由もあるようだ。
「さらには、十分な経験やスキルがあるにも関わらず、自己信頼感が低かったり、管理者としてどんな仕事をすればよいのか想像ができなかったりするため遠慮する人もいます。
家族や配偶者と過ごす時間を大切にしたい。趣味の時間を優先したいという女性、キャリアデザインが明確ではない女性も、敬遠しがちです」(竹内さん)
上記で挙げる理由は男性には少ない例ではあるが、女性なりに考えた結果「管理職はやりたくない」という結論に至るようだ。
■竹内さんは女性が管理職で働くことをどう思うか。
では、メリットはないのだろうか?
「出世は犠牲がつきものですが、メリットの方が多く、自己成長には欠かせないことだと思います。
たとえば、触れる情報の質が違います。
会社のビジョンや戦略などについては、トップからの言葉を直接耳にすることができる企業もありますし、重要な会議の中から学ぶことはたくさんあると思います。
それは、社内でのキャリアアップに必要不可欠な学びとなります」(竹内さん)
キャリアアップすることで、さらに成長できる環境へと自分をいざなうことができるのだ。
「また、裁量権が違いますから、自分の仕事の範囲や責任が大きくなった中から『やりがい』を見出すことができ、満足感や充足感が増すことになるでしょう。
対外的なお付き合いが広がる場合もあるので、人脈も広がります。
それだけ多くの人の考えや経験などの話を伺うことができ、自分の成長につなげることもできるでしょう。
部下の育成や成長の支援をする機会を通して、モチベーションが上がることもあります。
管理職として働くことの『コツ』を掴めば、楽しさが増すばかりで、自己実現を満喫することができるでしょう」(竹内さん)
女性が敬遠しがちな管理職という立場だが、実際は仕事を通して自分の成長ややりがいを見つけるヒントにもなる。
少なくない犠牲というデメリットはつきものではあるが、プライベートとの両立は決して無理な話ではないと竹内さん。
管理職への道を敬遠している女性の皆さんは、いまいちど一歩踏み出すことも検討してみてはいかがだろうか。
女性の9割が管理職になりたくないと思うのはなぜなのか?
女性の9割が管理職になりたくないと思うのはなぜなのか?