匿名さん
家事・育児の分担も平等と決め、実際にそうしていた。父・夫・部長、全部やらなきゃ… 心病むイクメン増加中:朝日新聞デジタル
男性の育児参加が進むなか、疲弊する「イクメン」が増加中だ。「パタニティーブルー」と呼ばれ、母親が出産後などに情緒不安定になる「マタニティーブルー」のパパ版と言われるが、母親はホルモンバランスの変化も…
だが、2人目が生まれて状況は一変した。部長になって四つの課を束ねるようになり、責任が一気に増した。
帰宅は午後10時が普通になり、妻には「全然手伝えなくて、ごめん」と頭を下げ続けた。申し訳なさから、息抜きだった飲みに行くこともやめ、家事・育児に時間を割いた。
体が徐々にSOSを発するようになったのはこのころだ。「父、夫、部長と役割が増えてきて、全部やりきらなきゃと思うほど、本来の自分を押し潰し、ないがしろにさせざるを得なかった。自分をいたわる時間が全くなくて、ついに体が悲鳴を上げた」
病院で告げられた病名は、うつ病。軽めの薬をもらい、症状が出そうになると飲んで落ち着かせる。
仕事を投げ出し、毎晩飲み歩けたらどんなに楽だろう。でも、それはできない。「キャパオーバーでも逃げ場がない。そんな状態なんです」