匿名さん
神戸新聞NEXT|総合|「これ以上何を削れば」 来年度の生活保護費減額に悲鳴
生活保護費の見直しで、2018年度から受給世帯の3分の2が支給額を引き下げられることになったことを受け、対象となる単身高齢世帯や母子世帯からは「もう切り詰めよ
月の収入は保護費とパートなどを合わせて4人で30万円ほど。
食費はスーパーで夕方以降値引きのシールが張られた食材を買い求め、子どもの服はお下がりばかり。仕事用のTシャツ以外に自身の服はもう何年も購入していない。
クリスマスにケーキを買う余裕もなく、正月も長男の制服購入代捻出のために特別なことはできない。「年越しそばはカップ麺かな」と力なく笑う。
生活保護を受ける北風正二さん(79)は、単身で神戸市北区の団地に住む。
テレビは約20年使い続けるブラウン管のまま。
3食同じものを食べる日も多い。13年度にも生活保護の支給額が引き下げられた。「またか、と腹が立つ。国は弱いところから先に削ろうとしている」。北風さんは憤った。