匿名さん
自宅の壁に「殺人者の家」 常に身バレ恐れる日々…加害者家族の苦悩 〈AERA〉
家族が犯罪者となったことで“加害者”の家族となり、生活が一変する人達がいる。好奇の目にさらされ、マスコミに追われ、自殺を考える人も少なくないという。『息子が人を殺しました─加害者家族の真実』(幻冬舎...
B子さん(40代)は、ある日突然、夫が殺人容疑で逮捕された。その日から、自宅周辺に連日マスコミが押し寄せ、自宅の壁には「殺人者の家」と落書きされた。自宅には住めなくなったB子さんは、幼い子どもと親友宅に身を寄せる。ある日、自宅に忘れ物を取りに帰ると、近所の人に見つかり言われた。
「あなたが悪いわけではないのはわかるけど、マスコミのせいで近所も迷惑してる」
「昼間にウロウロされるとマスコミに気づかれるから来ないで」
~中略~
「日本の社会には罪を償った加害者を受け入れる余裕がなく、社会的排除は加害者の再犯の可能性を高くし、さらに加害者家族を苦しめます。また、加害者家族は自責の念から自殺を考え、心中に追い込まれることもある。罪を犯していない家族に制裁を加える社会は、人権が確立されていない社会といえます」