匿名さん
会社では友人関係が生まれにくいオジサン化するオバサンを待ち受ける「孤独」 | 「コミュ力」は鍛えられる!
5月1日、アメリカで、孤独に関する調査が発表され、話題になった。医療保険大手企業が2万人を対象にして行ったもので、調査対象の46%が「孤独はもはや疫病の域に達している」と結論づけられた。中でも、18歳~2…
会社では、きっとそれ以上の時間を一緒に過ごしているはずだが、そこで、友人関係が生まれるという話はなかなか聞かない。
ホール教授曰く、「ただ一緒にいるというだけではなく、意味のある本質的な会話、コミュニケーションができるかが、人間関係の結びつきに大きく影響する」と指摘しているが、職場は、そうした心の結びつきを形成するコミュニケーションが生まれにくい環境ということだ。
会社は、人の競争心を巧みに操り、お互いを競わせる排外的なムラ社会、という側面がある。人生の莫大な時間を吸収していながら、絆を生むコミュニケーションが生まれにくい。まさに、「孤独養成装置」のようなものだ。
人は出世するほど、プライドが積み上がり、共感力を失って、孤独になりやすいという傾向があると言われているが、実際に、女性も、出世するにつれて「オス化」するということはいくつかの研究で実証されている。ミシガン大学アン・アーバー校の研究では、「上司らしくふるまうこと」は女性の男性ホルモンを平均で10%上昇させたという。
さらに、アントワープ大学の研究によれば、「非幹部職の女性は、『協調性が高い』など、女性の特質的な傾向を示したのに対し、幹部職の女性は、『自己主張をする』といった男性と似た特質を示した」という。「幹部職の男性と非幹部職の男性との間では、特徴・特質的なものに大きな差はなかったものの、幹部職の女性と非幹部職の女性との間の差は男性よりも大きかった」ということも明らかになっている。
つまり、男性優位のコーポレートカルチャーの中では、女性が男性のやり方に合わせていかざるを得なかったということだ。女性たちは、ある程度の「オス化」を受け入れて、会社の中での生存競争を生き抜く術を学んできた。