匿名さん
父と弟殺害容疑の女が偽装工作か、弟のカバンからインスリン注射器見つかる
大阪府堺市で、自殺を装って弟を殺害したとして起訴され、その後父親への殺害容疑で再逮捕された女の事件で、弟のカバンから父親殺害に使われたとみられるインスリンの注射器が見つかりました。警察は女が父親殺害を弟の犯行に偽装したとみて調べています。
足立朱美容疑者(44)は、弟の聖光さん(当時40歳)を練炭自殺を装い殺害したとして逮捕・起訴され、さらに、今年1月には大量のインスリンを投与して父親の富夫さん(当時67)も殺害した疑いなどで再逮捕されました。警察によりますと、富夫さんは糖尿病を患っていて血糖値を自分で管理していましたが、救急搬送された時、血糖値が正常の6分の1程度まで低下していたということです。
父親の不可解な突然死。朱美容疑者は逮捕前、取材に対し弟の聖光さんが関与したかのように語っていました。
「(実家の)ダイニングテーブルに(弟の)遺書と車の鍵が置いてありました。(弟の遺書には)父親にインスリンを打ったと書いてあった。父親がいなくなれば私が(父から継いだ)会社を辞めるって言うと思ったから、私が会社を辞めたら自分が会社を吸収するつもりやったと」(足立朱美容疑者・今年6月)
さらに警察によりますと、朱美容疑者が見つけたという遺書には「好き勝手生きてきて、迷惑ばっかりかけてきた朱美が(会社を)継いだことをすんなり喜んでいるおとんを見て、納得がいかんかってん」と書かれていたといいます。
ところが、警察が朱美容疑者のパソコンを調べたところ、この遺書が作成された形跡が残っていたということです。さらに、弟・聖光さんのカバンからインスリンの注射器が見つかっていて、警察は、一連の行為を聖光さんの犯行と見せかけるための偽装工作とみています。朱美容疑者は警察の取り調べに対し、「黙秘します」と話しています。


