匿名さん
フリーアナウンサーでナレーターとしても活躍する近藤サトさん(50)「グレイヘア」は女性の解放――染めない勇気が生き方も変える - Yahoo!ニュース
白髪といえば、若々しくありたい女性には疎ましいものだった。ところが最近、白髪染めをやめ、白黒交じった髪色を生かす「グレイヘア」というスタイルが広まりつつある。
最初はおしゃれの延長という感覚だったが、退社後の30代後半になると、染めてもすぐ白くなる分け目が重荷になってきた。鏡で見ては「また美容院に行かなきゃ」と焦ってしまうからだ。
染める薬剤が合わず、顔が腫れ上がるほどの皮膚トラブルにも悩まされた。
42歳だった2011年、東日本大震災が起きた。自宅の防災グッズの中に白髪染めを無意識に入れたあとで、「こんな大変な時に何をしているんだろう」と我に返った。染め続けることに疑問が膨らんだ。
40代半ばに、左まぶたが下がって目が開きにくくなる眼瞼下垂(がんけんかすい)になり、手術を受けた。更年期にも入り、「若く見せるために何かを足すより、減らして身軽になるほうが健全ではないか」と白髪染めをやめることに思い至ったという。
主婦の友社が今年2〜3月に実施したインターネット調査によると、女性のグレイヘアを「素敵だ・美しい」と感じると答えた人の割合は、40.8%。1年半前の調査(8.5%)から急増した。