匿名さん
(抜粋)給食後も牛乳を飲まされ…学校の過剰な「完食指導」はなぜ起きる? 会食恐怖症に発展も… | オトナンサー
小中学校の児童生徒が、教員から給食を残さず食べるよう指導され、体調を崩すトラブルが増えているといわれます。
Q.そもそも、完食指導によるトラブルはなぜ発生するのですか。
山口さん「協会へ相談してきた学校の先生の中には、『校長先生が残飯を減らせというので、残さず食べさせないといけない』と話す人もいます。ですから、先生個人を一方的に敵にするのも違うと思います。要は文化的な問題なのです」
Q.完食指導は良くないことと言えますか。
山口さん「完食指導自体は悪いことではないと思います。なぜなら『食材を大切にして残さず食べる』というのは、日本ならではの大切にすべき文化ですし、当然、残飯などは少ない方がよいわけですから。ただ、議論が必要なのは“過剰な”完食指導になっていないかという点です。『残さず食べましょう』と呼びかけるのはよいのですが、給食時間が過ぎても最後まで食べさせるという過剰な完食指導は、もはや体罰と同じです」
Q.完食指導が過剰になってしまう背景は。
山口さん「『食事指導(給食指導)』について、適切な指導方法が確立されていないからです。指導法が分からないから、教員は『残さず食べろ!』と強制するしかない、というわけです」