そろばんを極めると頭の回転が早くなる、という表現はちょっと誤解を生みやすい。小学校高学年くらいで出てくる“工夫をして計算”みたいな作業の障壁になることがままあります。分かりやすい例えで言うと、
“1から10までの整数の和を求めよ”
の問いに対して、そろばんやってるお子さんは普通に端から順番に足しちゃう傾向が強いです。なまじっか暗算が早いと、頭の柔らかさを鍛える邪魔になっている印象です。塾講師やってます。