匿名さん
結婚できるかどうかは、いい仕事に就いているかとか、お洒落かどうかとか、女の人との会話がうまいかとか、そういうこととはまったく関係ありません。非の打ちどころのない人でも結婚できない人は案外いるし、仕事もろくにしていなくて、どこから見てもモテるわけなさそうで、何の努力もしていなさそうな男の人でも結婚している人は沢山います。「結婚ってどうやってするの?」に直木賞作家・山本文緒が答えたこと(山本 文緒)
2001年に『プラナリア』で直木賞を受賞した山本文緒さん。1991年刊行、ドラマ化もしているベストセラー『恋愛中毒』が再び大ブレイクしている。そんな山本さんは『そして私は一人になった』『再婚生活』というエッセイも出しているように、離婚と再婚経験者。漫画家・伊藤理佐さんとの共著『ひとり上手な結婚』は結婚に関する読者からの質問に答えるエッセイで、リアルな結婚のお悩み相談に鋭くも優しい言葉で答えている。「結婚ってどうやってするの?」という問いに、山本さんが出した答えは――。
結婚できている人はもともと〝結婚神経〟に恵まれているだけなのです。もともと運動神経のいい人は、そんなに努力しなくても各種スポーツを楽しめるし、普通程度の運動神経でも跳び箱くらいは飛べるのと同じように。
工夫し努力し諦めなければ結婚できると思います。そこまでするほどでもないというのなら、あなたの人生に結婚はそんなに必要なことじゃないんですよ。ちょっとだけ人が羨ましいだけなんですよ。大勢の人ができていることを自分ができなくて、少し不安なだけなんですよ。いっそのこと諦めちゃいませんか?