匿名さん
3月半ばの「はてな匿名ダイアリー」にも、結婚して初めての転職で「旦那の姓で呼ばれることに物凄い違和感がある」と訴えるエントリーがあった。投稿者は旧姓に愛着がある女性だ。これまでの職場や友人たちには旧姓で呼ばれていたが、転職先の職場ではそうもいかないらしく、「夫の姓で呼ばれる違和感」に共感多数 「名字が変わって生きるのが楽になった」人もいるけれど
夫婦別姓ができない今の状態、変わるのはいつでしょう。 民法750条では結婚時の名字について、「夫または妻の氏を称する」と規定されている。しかし、実際には「妻が夫の姓になる」ことがほとんどだ。女性の生き方が変わるにつれ、この慣習に違和感を覚える女性は多くなっている。 3月半ばの「はてな匿名ダイアリー」にも、結婚して初めての転職で「旦那の姓で呼ばれることに物凄い違和感がある」と訴えるエントリーがあった。投稿者は旧姓に愛着がある女性だ。これまでの職場や友人たちには旧姓で呼ばれていたが、転職先の職場ではそうもいかないらしく、 「間違ったラベルがくっつけられてるみたいで気持ち悪い。大袈裟にいうとアイデンティティもぐらぐらする気さえする」 と嘆いている。「夫婦別姓はなんで認められてないんだろう」などと不満を募らせていた。(文:okei) 「旦那がこれまでと変わらず何の苦労もせずヘラヘラしてるのに苛々した」 はてなブックマークのコメントは、「わかる」と共感する人を始め、実に様々な意見が出ていた。 「すごくわかる。私もかなり情緒不安定になった。その一方で旦那がこれまでと変わらず何の苦労もせず呑気にヘラヘラしてるのに苛々した」 「わかる。私は職場やクレカ、Amazonの送り先氏名に至るまでぜんぶ旧姓で通してる。(中略)使える場所では全部通称使っていく」 という強者まで。多くはこれに続けて、夫が気苦労をいたわるべきとか、「仕事では通称使うんでしょ?(だからいいじゃん)と言われたの恨んでる」といった呪詛の言葉が続いていた。 夫婦別姓は数十年前から民法改正が議論されているが、「家族の絆が弱まる」などの反対意見が根強く、実現には至っていない。しかし、こんな風に女性が我慢や恨みを抱くような「絆」は、どうしても守らなければならないものなのだろうか。旧姓で仕事の実績を積んだ人たちは、結婚・離婚で名前が変わることの不都合を自分だけ引き受けなくてはならないことに、不満を抱きがちだ。 国際的に見ても、夫婦別姓を選べないのはG 7の中で日本だけ。国際女子差別撤廃委員会からは、別姓を選べないのは差別的と批判され、是正を求められている。 「結婚しなければよかったのに」という批判も
「間違ったラベルがくっつけられてるみたいで気持ち悪い。大袈裟にいうとアイデンティティもぐらぐらする気さえする」
と嘆いている。「夫婦別姓はなんで認められてないんだろう」などと不満を募らせていた。