匿名さん
SNSを見ていると、ストッキングについて「すぐに破れるので不便」「はいているだけで気持ち悪い」「1日が終わると、においが気になる」などと、「ストッキング離れ」とも思われる声が多く見られました。ストッキングは女性としてのマナー!?海外では | 大手小町
働く女性に必須のストッキング。アツギがストッキングの販売不振などが原因で赤字に転落したというニュースを受けて、SNSなどでは、「そもそもストッキングは必要なのか」議論になっています。海外の事例も紹介しながら、「ストッキング事情」を考えます。
合理性の観点からみれば、確かにストッキングはどこか中途半端なのです。梅雨の時期や夏場には湿気が気になりますし、かといって冬にスカートの下にストッキングをはいたところで完全な防寒にはなりません。
しかし、ニッポンでは、以前ほどではありませんが、ストッキングをはくのは女性のマナーだという見方がまだ残っています。そういった意見の人に理由を聞くと、「やはり生足では相手に失礼でしょう」と返ってきます。
いわゆる「生足」がたとえばビジネスのシーンなどにそぐわないというのは分かる気もします。ただ、「生足はダメ」と言っている人の一部は同時に「女性のパンツ姿」も歓迎していない場合もあり、これは時代にそぐわないと言わざるを得ません。合理的な考え方をすれば、「生足」がダメなら、女性が「パンツやパンツスーツ」をはけば解決する問題です。
ところが、近年は徐々に変わってきているとはいえ、ニッポンの会社にはまだまだ「女性社員の制服はスカート」と決まっているところもあります。「生足はダメ」と言いながら、「パンツという選択肢」がないのは、合理的ではありませんし、LGBT(性的少数者)への理解を深めようとしている今の世の中にそぐわない感覚です。
それでは、ヨーロッパの「ストッキング事情」はどうなのでしょうか。結論から先に書いてしまうと、ドイツを含むヨーロッパの女性は、ストッキングを滅多にはきません。これは、素足(いわゆる「生足」ですね)がタブー視されていないから、という点が大きいです。ストッキングを着用している女性がいないわけではありませんが、どちらかというと高齢の女性に多いかもしれません。