匿名さん
財布は透明なカードケース。そのなかには各国によくいる男性の名前と、メールアドレス、そして拾った人が会社に連絡しないよう、フリーランスのソフトウェアエンジニアとわかる名称をプリントした3枚の名刺を入れた。さらに、鍵と現地の言葉で書かれた手書きの買い物メモ(牛乳、パン、パスタ、バナナ)を入れ、現金を入れていない財布と現地通貨で13.45ドル分の現金を入れたものを用意した。世界中で1万7000個の財布を落としてみたら…いちばん返却率の高かった国は? | 人間の「誠実さ」を大検証!
現金が多い方?…返却率の高かったのはどっち?もし、現金の入った財布を落としてしまったら、中身は戻ってこない。そう思っていないだろうか?だが、米「ニューヨーク・タイムズ」紙によれば、人間はそれほど“捨てた”ものではないようだ。スイスのシンクタンクが60万ドル(約6400万円)を投じて3年間かけて大規模な調査をおこない、…
エル・パイスによれば、スイス、ノルウェー、デンマーク、スウェーデンなどでは、75〜85%の人が返却したが、アメリカやチリ、アルゼンチン、スペイン、フランス、ロシアなどでは50〜60%と中間にとどまった。そして中国、カザフスタン、モロッコでは8〜20%と返却率は低く、前述の通り、メキシコとペルーの2ヵ国では現金入りの財布よりも、現金無しの財布のほうが多く戻ってきた。