匿名さん
このアプリを企画・デザイン・グロースしているのは、自身がADHDの当事者であるNanaさん。Nanaさんは、寝坊をしたわけでもないのになぜかいつも遅刻をしてしまう、という状態が小学校から大学までの間、ずっと続いていました。ADHDのためのアプリ「ルーチンタイマー」 作ったのは「自分が困ってたから」
発達障害について、少しずつテレビでも特集が組まれるなどして認知が進んでいっています。発達障害の中でも多い「ADHD」のためのスマホアプリが今、にわかに注目されています。今回は開発者にお話を聞きました。
ADHDの特性が強い子どもは、使ったものを元に戻す、宿題がいつまでも終わらない、学校などからの提出物をため込んでしまうなど、親から見ると、つい口酸っぱく怒ったりせかしたりすることばかりが目につきやすいのですが、アプリ内の「ルーチンの読み上げ機能」を使うことで、今自分がやるべきこと、その次にすべきことを分刻みで設定でき、毎日使えるようにタイマーをかけられるため、いちいち親が口酸っぱくイライラしなくても済む設計。
タイマーにセットした文字を一つ一つ音声で読み上げてくれることで、「何かアラームが鳴ってる」から、「今はこれをする時間なんだ」とやるべきことが明確になります。また、途中で気が散ってしまってもすぐに戻れるように一定のタイミングで残り時間を読み上げる機能もあるので、軌道修正がしやすいのも特性持ちにとってはありがたいところです。