匿名さん
スポーツ庁は23日、小学5年と中学2年を対象に行った令和元年度全国体力テストの結果を公表した。握力や反復横跳びなど、実技8種目を点数化した体力合計点の平均は、昨年度までの上昇傾向から一転、小中の男女とも数値を落とし、小5男子は平成20年度の調査開始以降で最低となった。スポーツ庁はスマートフォンの普及などで運動時間が減少したことが背景にあるとしている。小5男子の体力、過去最低 スマホ普及で運動不足に? 全国体力テスト
スポーツ庁は23日、小学5年と中学2年を対象に行った令和元年度全国体力テストの結果を公表した。握力や反復横跳びなど、実技8種目を点数化した体力合計点の平均は、昨…
鈴木大地長官は23日の記者会見で「重く受け止める」と述べ、年内に幼児期から日常的に遊びや運動を楽しめる機会を増やすための検討会議を立ち上げる。
テストの合計点平均は80点満点で、小5男子が53・6点(昨年度54・2点)、女子が55・6点(同55・9点)。また中2男子は41・6点(同42・2点)、女子が50・0点(同50・4点)と、過去最高の水準だった昨年度から数値を落とした。
種目別では走力の落ち込みが目立った。50メートル走では小5男子が0・05秒、小5女子と中2男女がそれぞれ0・03秒遅くなった。
運動習慣では、1日1時間に相当する「週420分以上」の割合が男女ともに減少。特に男子の低下幅が大きく、小5男子は51・4%(昨年度54・0%)、中2男子も82・1%(同83・9%)と下落した。
一方で、テレビやスマートフォン、ゲーム機などで映像を見る時間は増加。長時間になるほど体力合計点の平均が低下する傾向がみられた。