匿名さん
手紙にはそのチームでは力量を越えた練習によってケガをする選手がいることや特定の選手に対して雑用が集中したり、試合で負けると「お前のせいで負けた」とコーチが選手を非難するなど、子供たちの内面を傷つけるような指導が頻繁にあることが綴られていた。少年野球“お茶当番”への母親たちの怒りと苦しみ――筒香嘉智に届いた手紙 | 文春オンライン
8月のある日、横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智選手から、1通の手紙を手渡された。「突然のお手紙で申し訳ありません。私は広島県の田舎で暮らす野球少年の母です。私の息子の所属する少年野球クラブについて悩…
「実はこういうお母さんたちからの手紙が、たくさん来るようになっているんです」手紙を渡してくれた筒香は説明した。
「お母さん方から来た手紙は、監督、コーチの車での送り迎えとか、昼ごはんの用意や来客へのお茶出しをする“お茶当番”のことが多かったです。監督はこのコーヒー、コーチにはこのお菓子とか決まっていて、それを用意しなければならない。しかも人数が多くないチームだと“お茶当番”が回ってくるのも早い。土、日は球場に行って何かするのが当たり前になっている。子供たちが夏休みでどこかに遊びに行きたいというときに、チームに相談すると、それなら辞めろと言われるので、野球しかできない。子供たちも好きなことができない。そういうお母さんからの訴えが多いです」