匿名さん
男性の行為はエスカレートする。隣席から「ふれたい」と書いた付箋を渡される。勤務中も退勤後も「好きが止まらない」「誰とどこに出掛けるの」などメールや電話がくる。私用携帯を業務でも使っており、連絡先を知られていた。電話を取り損ねると男性は「何してたんだ」と激高。「(派遣の)契約を切る切らないの権利は僕にある」と言い、業務中の無視が数日続くこともあったという。「社内ストーカー」深い闇 退勤後も電話、性行為要求…被害者の苦痛
「会社内という狭い空間で上司からストーカーに遭った。声を上げにくい環境と立場を利用された」-。あなたの特命取材班に「社内ストーカー」の...
女性は「毎日会社で顔を合わせ、寝る寸前まで連絡が続く。こんな毎日を送っていると、支配下に置かれるというか感覚がまひし、相手に合わせなくてはと混乱していた」と振り返る。「好きと言ってくれ」と求められると「好きです」と答え、性行為の要求に応じたこともあった。
同僚の前で「辞めろ」と怒鳴られ、耐えきれず会社の相談窓口に通報。上司は異動したが、昨年9月にはLINEのメッセージが3日間で約70件届いたことから身の危険を感じ、警察署に駆け込んだ。警察官は「警告の電話をします」と言い、男性からの連絡は途絶えた。女性はうつ病を発症し、休職期間が社内規定を超過。職を失った。