匿名さん
夫が女子トイレを盗撮していた…性犯罪者の妻が味わう屈辱 - 阿部恭子
連日メディアで報道されている、殺人、傷害、詐欺、窃盗といった犯罪。その裏には必ず、「加害者家族」が存在する。平和だった毎日が一転、インターネットで名前や住所がさらされたり、マンションや会社から追い出されたりと、まさに地獄へと突き落とされるのだ。『息子が人を殺し
美恵子は、20人ほどの社員を前にして、土下座をして夫の行為を詫びた。
被害者である女性社員からは、厳しい言葉が飛んできた。
「あんたが日頃満足させてないから、こんなことになるんじゃないの!」
美恵子は、返す言葉もなかった。
謝罪はこれだけでは終わらなかった。次は、次男の婚約者の家族だ。
美恵子は、次男の婚約者の両親に、再び土下座をして謝罪した。
婚約者の父親は、「変態の家族に娘をやるわけにはいかない!」と物凄い剣幕で怒鳴り、婚約解消を求めた。
次男の婚約者は、過去に電車で盗撮の被害に遭った経験から、美恵子の夫の犯行をどうしても許せず、次男とも縁を切りたいと考えていたようだ。
結局、次男の結婚は破談となった。
~~(中略)~~
「迷惑をかけてすまない」
夫は、美恵子を見るなり、そう言って頭を下げたが、謝罪はこの一言だけだった。
「もっと早く君と別れて、彼女と一緒になっていれば、こんなことは起こさなかった……」
夫はそう言って泣き崩れた。
夫が盗撮行為を始めたのは5年程前で、交際していた元社員の女性が他の男性と結婚してしまったショックから、犯行に手を染めるようになったと言うのだ。