匿名さん
佐藤さん「当事者である子どもの意見を聞くことは、とても大切だと思います。新型コロナウイルスの感染拡大により、長期間、学校に通えなかった子どもには、言いたいことがたくさんあるはずです。
『休校期間のばらつきにより、学力格差が広がることが不安だから、一斉に9月入学にしてほしい』『9月入学になったら、学費を余計に支払うことになるし、就職の時期も変わるのが不安なので今まで通りにしてほしい』など、当事者だからこそ強く感じるものがあり、それに基づくさまざまな意見が存在するでしょう。
こうした声に耳を傾けず、大人だけで物事を決めてしまうと、子どもは『どうせ自分たちが意見を言っても大人は聞いてくれない』と感じ、次第に『何を言っても無駄だ』と諦めるようになってしまいます。教育が大きく変わる可能性のある今こそ、大人が子どもの意見にしっかり耳を傾けるチャンスです。