匿名さん
学校で奨学金募集のポスターを見つけたKさんは、早速在学中に申し込める奨学金の審査に応募するため進路担当の先生に書類を提出しました。すると、後日先生から個別に呼び出されたそうです。親の口癖は「うちは貧乏」しかし実際は年収1000万円?!その実態 | LIMO | くらしとお金の経済メディア
憧れの給与の目安として「1000万円プレイヤーになりたい」などと発言することはないでしょうか。年収の金額が一桁上がればいろいろな夢が叶う。そんな風に思いがちです。しかし、世間からは「勝ち組」に見える年収1000万円家庭に育ったというKさんはそんなことには全く気づかず暮らしていたといいます。
「そこで担当教諭からいわれたのが『Kのうちは収入が多すぎて審査に通らないよ』というセリフでした。私は一瞬意味が分からず『そんなはずはありません。うちは貧しいはずです』と食い下がりました。私が必死に我が家のお金のなさを語ったので先生は少し困った表情で『いろんな控除を引いても高収入に該当してしまうんだよ』と書類一式を返却してきました。そして、私ははじめてそこで父が年収1000万円を超えていることを知りました」
近年では高校無償化などが進んできましたが、そういったものもこれくらいの額だと所得制限に引っ掛かってしまい、恩恵を受けることもできません。実際、Kさんの言うように多くの家庭が制度から外れてしまい「子供が私立高校に通うと生活が苦しい」というのは切実な悩みになっているようです。