匿名さん
「露天風呂付きの部屋を用意したのに……」。栃木県那須塩原市の旅館「湯守田中屋」では、最上階から渓谷を見下ろす最高級の部屋と、自慢の炉端料理10人分を用意して待ったが、予約者らは姿を見せなかった。「露天風呂付きの部屋を用意したのに」…予約客姿見せず、旅館8軒が訴訟に踏み切る : 社会 : ニュース
鬼怒川や那須などの温泉旅館8軒が6月29日、今年の正月の宿泊予約を無断キャンセルされたとして、同一の予約者らを相手取り、損害賠償を求める訴訟を宇都宮地裁大田原支部に起こした。「ノーショー(No Show)=姿を見せない
キャンセル料請求の連絡も不通で、女将おかみが被害を旅館関係の知人に打ち明けると、同じ団体のノーショーが県内で相次いでいたことが判明。被害総額は250万円に上った。田中佑治専務(27)は「普通、他の旅館の予約情報はわからないので、これまでこんな被害が判明したことはなかった」と驚く。
対策として「旅館が事前決済を徹底すべきだとの声がある」とする一方、「決済方法を限定すると予約の間口を狭める」とも語り、宿泊者の減少を懸念。クレジットカード決済は手数料が高く、旅館側への負担が大きいという事情もあり、大平さんは「お客様にも『予約は契約だ』と再認識してほしい」と訴える。