匿名さん
TUNA SCOPEは、電通、電通国際情報サービス、双日が2019年に開発。マグロの断面画像と熟練の職人による評価を、ディープラーニングの技術で大量に学習させたAIを使っている。スマホをマグロにかざすと、身の締まり具合や脂の乗り方を分析し、A(特上)、B(上)、M(普通)の3段階で評価する。評価は数秒で完了し、結果の約90%が目利き職人の評価と一致するという。くら寿司、AIで「特上マグロ」見抜く コロナ禍での仕入れを効率化(要約)
くら寿司が、AIの画像解析技術で冷凍天然マグロの品質を判定するシステム「TUNA SCOPE」を導入。最高ランクの個体だけを仕入れて調理し、期間限定で販売する。コロナ禍によって職人の移動が制限され、品質判定が難しい状況に対応する。
くら寿司 購買部マネージャーの大濱喬王さんは「従来は、職人が一人前になるには10年以上の経験が必要だった。TUNA SCOPEを使うと、特定の職人を介さなくてもAIが正確な判断を下せるため、ベテランへの過度な集中を防ぎ、作業をスピードを上げる効果も見込んでいる」と話す。