匿名さん
水泳後は「お腹が減ってたくさん食事を摂ってしまう」ことが判明、ダイエット効果はそれほど高くない可能性
水泳は全身の筋肉を使う運動で、消費カロリーが高く、膝にかかる負荷が少ない上に、心肺機能まで鍛えられるというさまざまなメリットがあります。しかし、イギリスのラフバラー大学傘下の国立スポーツ運動医学センターのチームが実施した実験によって、「水泳はサイクリングに比べておなかがすいてたくさん食事を摂ってしまう」と判明。ダイエット効果は高くない可能性が示唆されています。
国立スポーツ運動医学センターの研究チームが行った実験は、「水泳とサイクリングではどちらがおなかが減るのか」を調べるというもの。研究チームは、20歳以上40歳未満の肥満かつ持病のない被験者32人(男性17人、女性15人)を対象に、「水泳」「サイクリング」「運動しない」という3種の活動をそれぞれ行ってもらった後、食欲と食事量をチェックするという実験を行いました。
運動後30分の休憩を置いた後、被験者には満足するまで好きなだけパスタを食べてもらいました。それぞれの運動後に被験者が食べた量を調べたところ、水泳後にはサイクリング後に比べて平均して約142kcalに相当するパスタを余分に食べると判明。水泳とサイクリングでは水泳のほうが消費カロリーが高いものの、運動後の食事も合わせて考えるとサイクリングのほうがむしろ消費カロリーが多いという結果になりました。