レジ袋をなくせば、その分だけプラスチックごみを減らすことができるが、海洋プラスチックごみのうちレジ袋が占める割合はわずか0.3％しかなく、ペットボトル（12.7％）などと比較するとゼロに近いというのが実状（容積ベース、環境省調べ）。本当にプラスチックごみをなくすことを目的にするのであれば、ペットボトルへの対策が必須となるが、そうした動きにはなっていない。

また、レジ袋は環境負荷が小さいという特徴もある。

レジ袋はポリエチレンから出来ているが、ポリエチレンは石油精製時に必ず発生する副産物なので、レジ袋を使わなくても産出されてしまう。もともと捨てるはずだったものだから、石油由来の素材を使ったマイバッグなどを使ってしまうと逆に石油の消費が増える可能性もある。