匿名さん
「死」と向き合うことで、生きることを考える。ロンブー田村淳さんが慶應大学院で実現したいこと
2019年4月から慶應大学大学院に通い、「死者との対話」について研究を続ける田村淳さん。タブー視されている「死」というテーマをもっと「気軽」に話せるような文化を作りたいというが、その真意とは?
「死」というテーマに興味を持ったのは、番組の企画で「イタコ」を見たことがきっかけでした。(中略)僕は最初、そういう非科学的なものに少し懐疑的だったのですが、目の前で、“死んだお姉さんの言葉”を聞いた男性が泣き崩れて「ああ、これで楽になった、明日から前向きに生きていける」と言っていたのが、すごく印象的だったんです。
死者の言葉は、生者の生き方を前向きに変えられる可能性があるんだと気づいて、これをデジタルの技術を使ってサービス化できないかと考え始めました。