匿名さん
カラスの大量死です。9月1日、北海道札幌市西区の公園で5羽のカラスの死骸が見つかりました。他にも、衰弱したカラスが見つかっていて周辺住民に不安が広がりましたが、意外な原因が浮かび上がってきました。公園で死んだカラス5羽&衰弱した1羽見つかる…傷なし&鳥インフル陰性→食べたごみで"食中毒"の時期?(北海道ニュースUHB) - Yahoo!ニュース
カラスの大量死です。9月1日、北海道札幌市西区の公園で5羽のカラスの死骸が見つかりました。他にも、衰弱したカラスが見つかっていて周辺住民に不安が広がりましたが、意外な原因が浮かび上がってきました。
長岡 伶奈 記者:「この公園でカラスが5羽、死んでいるのが発見されました」
札幌市西区の二十四軒すずらん公園で、散歩中の男性が5羽のカラスが死んでいるのを見つけました。死骸には目立った傷などはなかったということです。また他にも、衰弱して瀕死状態の1羽も見つかっています。
突然のカラスの大量死に、付近住民には不安が広がりました。
付近の住民:「怖いですよね」「ちょっと気持ち悪いですね」「羽がいっぱいあったのは知っていたんですけど、死んでいたとは」
鳥が大量に死んだり衰弱したりといえば真っ先に気にかかるのが「鳥インフルエンザ」です。連絡を受けた道の担当者が駆けつけました。
石狩振興局 保健環境部 山口 拓磨さん:「鳥インフルエンザの簡易検査を行いました。死因の特定が分からないものに関しては、鳥インフルエンザを疑って検査をする。3羽検査して全て陰性」
心配された鳥インフルエンザについては、陰性が確認されました。それでは、今回の大量死の原因は何なのでしょう?
実は7月にも、札幌市東区の公園でカラス14羽が死んでいるのが見つかっています。札幌のカラスに一体何が起こっているのでしょうか?
今回の西区の現場をカラスの生態に詳しい専門家に見てもらいました。すると、意外な原因が浮かび上がってきたのです。
札幌カラス研究会 中村 眞樹子 代表:「(カラスが)食べ物を求めてごみステーションに行っちゃうんです。そこで食中毒の原因となる菌の入ったごみを食べてしまったんだと思う。下痢をして食欲がなくなり、だいたい2日か3日で死んでしまう」
人間がごみとして出した残飯を食べたため、カラスが食中毒を起こし死に至ったというのです。それは決して珍しいケースではなく毎年のように見られる現象だといいます。
札幌カラス研究会 中村 眞樹子 代表:「大体、毎年8、9、10月が多いんですよね」
カラスの繁殖期は4月から7月にかけてで、ひな鳥は10月ごろ独り立ちの時期を迎えます。
それまでは集団で行動することが多く、ごみをあさるのも集団で行います。幼いカラスは食中毒の原因となる菌への耐性が低く、感染しやすいと考えられています。
免疫力の弱いカラスが集団でゴミをあさり、食中毒を起こして死に至った。大量死の背景にはこんな理由があったのです。