匿名さん
よく「そもそもツイッターを辞めればいいじゃない?」と言われますが、なかには“中傷”という言葉だけでは済ませられない、身の危険を感じるものもあります。その度に助けを求めてきましたが、結局“匿名”に阻まれて相手を特定することさえできませんでした。ナイフで滅多刺しにして…… “示談金315万”春名風花が語る「誹謗中傷との10年間」 | 文春オンライン
今年7月、俳優の春名風花さんがSNS上で、自身や両親に対する誹謗中傷や虚偽の内容を投稿・拡散されたとして訴えを起こしていた問題が、投稿者が315万4000円の示談金を支払うことで決着した。実名でSNS…
――「身の危険を感じる」とは?
春名 一番最初に衝撃を受けたのは「ナイフで滅多刺しにしてドラム缶にセメント詰めて殺したい」ですね。親もかなり心配して「とにかく警察に相談しよう」と最寄りの警察署に行って……。
――普通に殺人予告ですよね。
春名 でも警察の人は「ツイッターって何ですか?」状態で、「ツイッターを辞めればいいんじゃないか?」と言われました。10年前はSNSも今ほど普及していなかったので。
――それで、どういう対応になったんですか?
春名 誹謗中傷ツイートを「全部プリントアウトして持ってきてください」と言われて。両親と大量のツイートを印刷しましたね。あとは、通常パトロールの順路に自宅周辺を入れてもらうような対応でした。
――出演舞台に「爆破予告」が来るという問題もありました。
春名 舞台の会場に手荷物検査やカメラの設置などの対応をしてもらったために、関係者の皆さんやお客様に大変ご迷惑をおかけすることになりました。その時は劇場の管轄だった渋谷警察署に相談したのですが、投稿者が海外の色々なサーバーを経由していて特定できませんでした。被害届も出しましたが、脅迫については3年という時効があるんです。