匿名さん
一方で、自分と同じような境遇の人間には手を差し伸べる。現在、横浜市議を務める遊佐大輔さんは、大学3年時に祖父の企業が倒産し、やむなく大学を中退して、民間の廃棄物収集会社に就職した。その会社は菅首相を支援しており、若き日の遊佐さんは、そこで菅首相と知り合うこととなる。菅首相 高卒の秘書に「学歴は関係ない。一生懸命頑張れ」
田中角栄をほうふつとさせる「叩き上げ」の半生、自民党としては海部俊樹以来の「非世襲」、そして党初の「無派閥」の総理大臣……新たにわが国のトップに立った菅義偉首相(71才)は、これま…
「政治家はみんな“お金持ちで世襲”というイメージでしたが、菅さんはとにかく実直で真面目で誠実でした。その人柄に惚れて、“この人の秘書になりたい”と思ったのです」(遊佐さん・以下同)
実際に秘書になる機会が訪れたとき、「私は高卒ですが、それでも大丈夫ですか?」と遊佐さんが尋ねると、菅首相はこう答えた。「過去の学歴は関係ない。あるのは、いまと未来だ。一生懸命頑張れ」──。