匿名さん
(一部抜粋)コロナで深刻化する「8050問題」 生活困窮の相談40倍…親も失職「もう支えられません」 〈AERA〉
ひきこもる中高年が50代を迎え、支える親も高齢化し80代。「8050問題」だ。近年の社会問題として論じられてきたテーマが、コロナ禍でさらに深刻化している。AERA 2020年10月19日号は「コロナ...
8050問題──。ひきこもり状態が長引き50代を迎える中高年の子に、その子を支えてきた親も80代を迎え、それら家族を取り巻くさまざまな困難や、社会に支援体制が不十分なことで起こる問題などを言う。40代の子と70代の親で「7040問題」と言われることもある。
内閣府は昨年3月、40~64歳の中高年のひきこもりは全国で61.3万人いるという推計値を発表した。その問題に、コロナ禍がさまざまな影響を与えている。
まずは経済不況で、当事者にとって「仕事を得ること」がさらに難しくなっていることだ。「私は8050の予備軍だと思っています」こう話す東京都の男性(36)は、就職の経験は複数回あるものの、そのたびにうつ状態になり、ひきこもりを繰り返してきた。再度の就職を望んでいるが、もはや高いハードルだ。
「『コロナ禍で求人減』『失業率が悪化』などの情報が入ってくることが、さらに就職への精神的なハードルを上げています。今後の人生を切り開く自信を失っている状態です」