匿名さん
「最近の洗剤はにおいがずっと持続し、とれない」。学校でいったん回収されて戻される子どものドリルやカード類に移ったにおい、交代で使用して持ち帰る給食エプロンの柔軟剤のにおい。カードは表紙を替え、給食エプロンは個別に購入した。人工香料「私には毒ガスのよう」 化学物質過敏症の苦しみ知って、症状ある人たちの思い|医療・コロナ|地域のニュース|京都新聞
「小学生の子どもの友だちを家に上げることができません。悲しいです」。合成洗剤など日用品のにおいで体調を崩す「化学物質過敏症」の女性(36)=滋賀県野洲市=が、京都新聞社の双方向型報道「読者に応える」に悲痛な声を寄せた。香料など微量の化学物質が頭痛や吐き気を引き起こし、合成洗剤や柔軟剤、シャンプーのにおいがする人を家に入れられないという。公害にたとえて「香害(こうがい)」とも呼ばれる苦しみの存在を知ってほしいと女性は訴える。 女性はヨガインストラクター。2014年、大津市内の新築マンションに転…
京都市中京区で飲食店を営む中塚智彦さん(44)は16年、仕事中に店内で突然倒れ、入院した。17年に化学物質過敏症との診断を受けた。
洗剤をやめて袋入りのマグネシウムで衣類を洗濯し、風呂でもシャンプーや石けんを使わない。仕事中や外出時は、急な化学物質のにおいで失神しないよう、フィルター付きマスクを首から提げている。「みな無意識に化学物質を吸い込んでいる。今は自覚のない人でも、いつ発症するか分からない。『いい香り』は本当に必要でしょうか」と問いかける。