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「俺のソーセージを食え」とヒガシは言った
僕はヒガシから「焼肉屋」と呼ばれていた。その当時、僕は焼肉屋でアルバイトをしていて、その帰りに合宿所へ行くことが多く、「おまえ、焼肉くせえ!」と、ヒガシにからかわれていたからだ。
ヒガシはいろんなことを命令する人だったが、ある日、「店からユッケを持ってこい」と言った。そして、「今度持ってこなかったら全裸にしてやるぞ!」と、脅す。もちろん、ふざけているに違いないのだが、なぜかいつも、服やパンツを脱がせるということに執着していた。ジヤニーさんの影響をかなり受けていたようだ。 みんながもっといやがったのはヒガシの電気アンマだ。子供のころに遊びでよくやった、両足首を持たれて股間を足でビリビリとやられるアレだ。十代の半ばの男たちがそんなくだらないことをするものかと思ったが、これが、少し子供時代とは趣が違っているのだ。
思春期を迎えた後の少年は、やはり、そういう刺激には自然と勃起してしまう。ヒガシはそれをわかっていて、いつまでもやめてくれない。もちろん、自分はやられることなく、やる方の人間だ。僕はいつもそれをされて、うんざりしていた。
僕はヒガシから「焼肉屋」と呼ばれていた。その当時、僕は焼肉屋でアルバイトをしていて、その帰りに合宿所へ行くことが多く、「おまえ、焼肉くせえ!」と、ヒガシにからかわれていたからだ。
ヒガシはいろんなことを命令する人だったが、ある日、「店からユッケを持ってこい」と言った。そして、「今度持ってこなかったら全裸にしてやるぞ!」と、脅す。もちろん、ふざけているに違いないのだが、なぜかいつも、服やパンツを脱がせるということに執着していた。ジヤニーさんの影響をかなり受けていたようだ。 みんながもっといやがったのはヒガシの電気アンマだ。子供のころに遊びでよくやった、両足首を持たれて股間を足でビリビリとやられるアレだ。十代の半ばの男たちがそんなくだらないことをするものかと思ったが、これが、少し子供時代とは趣が違っているのだ。
思春期を迎えた後の少年は、やはり、そういう刺激には自然と勃起してしまう。ヒガシはそれをわかっていて、いつまでもやめてくれない。もちろん、自分はやられることなく、やる方の人間だ。僕はいつもそれをされて、うんざりしていた。